98回目となるワシントン州日米協会主催のファンドレイジング・イベント、「ホリデー・セレブレーション&オークション」。11月18日(木)から30日(火)まで、今年も昨年に引き続きオンラインで行われます。
取材・文:河野 光 写真:JASSW提供
※ライブ・ストリーム・イベントは最終日5:30pm〜
料金:イベント登録無料、その他の企画やゲーム参加は$20〜、 イベント・スポンサーは有料($185〜)
問い合わせ:☎️206-374-0180、jassw@jassw.org (日英可)
登録・詳細:https://jassw.org
州内で最も長い歴史を誇る非営利団体、ワシントン州日米協会(JASSW)は1923年に日本とワシントン州の人々の相互理解を深めることを目的に設立された。1年を通して会員向けのビジネス・セミナーやネットワーキング・レセプションなどを開催するほか、日本の文化や言語を紹介する「ジャパン・イン・ザ・スクール」のプログラムを無料で提供している。活動のためのファンドレイズとして、毎年、サンクスギビング後の最初の火曜日にホリデー・セレブレーション&オークションが行われ、今年は「レイズ・ア・トースト・トゥ・ザ・トーキョー・オリンピック」がテーマとなる。
「新型コロナウイルス蔓延によるパンデミックで、2020年の東京五輪は延期に。今年開催できたのは、選手と関係者の皆さんが夢と目標を捨てずに努力し続けたからこそです」と話すのは、JASSW次期会長となるファーマー尚子さん。JASSWもコロナ下でプログラムやイベントをオンラインで提供し、活動継続に向け努力を続けてきた。逆境の中で五輪を成功させた選手・関係者の姿にJASSWの状況が重なり、双方をたたえる意味合いを込め、テーマに選んだと言う。
イベントでは初日より、五輪関連の非売品アイテムなどをそろえたサイレント・オークションが開始。1回20ドルの抽選くじや、1ゲーム25ドルのコーヒーやワインの景品付きクイズなども楽しめる。また、JASSWの教育プログラムをサポートするための寄付金を募る「レイズ・ザ・パドル」も実施する。例年はホストにより提示される価格に合わせ、ビッド番号を掲げるライブ形式で行われるが、今年はオンラインのため、プログラムの趣旨に賛同する参加者が寄付を申し出る形式となる。そして最終日には、ライブ・オークションほか、ロンドン五輪などで活躍した杉本美香選手、中村美里選手(共に柔道)と東京五輪金メダリストの喜友名 諒選手(空手)からの特別メッセージや、ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロさんによる演奏、稲垣久生在シアトル総領事の祝辞も届けられる。
イベントとオークションへの参加登録は無料で、ウェブサイトから期間中いつでも観覧することができ、イベント終了時間まで登録を受け付ける。オークション品や抽選くじ、ゲーム・チケットの購入等は別途有料となる。
また、イベント・スポンサー(185ドルから登録可能)には日本食レストランの丁寧による豪華ホリデー・ディナーのテイクアウトがもれなく提供される。ピックアップ時間の設定を11月20日(土)までに済ませ、28日(日)から30日(火)の間、店頭で受け取りとなる。異国にいながら東京五輪を振り返り日本を感じられる、年末に向けてぴったりのイベントだ。
※イベント・スポンサー登録の金額により、ホリデー・ディナーの受け取り数ほか特典内容は異なる。詳しくはウェブサイトを参照。