アメリカと日本の政府間で行われた航空交渉で18日、羽田空港アメリカ路線発着便を昼間の時間帯に新しく設ける合意が成立した。
今までゼロだった昼間の時間帯の発着便は、この合意により10往復まで増えることになる。
これまで羽田空港のアメリカ路線の発着は早朝深夜に限られており、アメリカ東海岸現地に到着するのも早朝深夜となってしまうことから利用者が見込めず、就航されていなかった。
しかし今後は、昼間の便を設置することにより、ニューヨークなどのアメリカ東海岸の都市の現地時間日中に発着する直行便が可能になり、利用者からは利便性の向上が期待され、歓迎の声が上がっている。
成田空港はこれを受け、路線の減便などの影響を懸念している。
「具体的な路線や運航会社については、日米それぞれの国内手続きを経て決定される」、また「日米需要に対応して日本の存在感を増すことに期待している」と国土交通省は発表した。
新設の東海岸と羽田を結ぶアメリカ路線は今年の秋ごろに就航する見通し。
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