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幸運を招く風水インテリア ー 運気アップのテクニックをご紹介!

2015年を迎えるにあたり、日本だけでなく海外でも大活躍の風水インテリアデザイナー、ユキ・シマダさんに、風水学的な運気アップのテクニックを聞いた。

風水学的に幸せが訪れる住居とは?

「風水ではロケーションを重視します。家は小高い丘の上にあり、後ろには山を背負い、前方には緩やかな川や湖、海など水がある風景が吉相と言われます。後ろの山は人生をしっかり支えてくれる象徴で、目の前に広がる水は自分の未来を表します」と言うシマダさん。反対に、家の後ろが崖だったり、玄関を出たら隣家の壁があるような場合は、対策を講じる必要がある。「家は明るく、清潔な居住空間である事が大切です。間取りが複雑なほど人生も複雑になると考えられますので、設計はシンプルな方が発展します」と住まいが人生に与える大きさを強調する。

「風水と聞くと、オドロオドロしいイメージを思い浮かべる人も多いかも知れません。しかし風水とは世界共通の自然環境学なのです。ヨーロッパでは同じような理論が、お城や教会、大聖堂などに見られ、ギリシャやローマの建築にも見る事が出来ます。それは建築学、環境学、都市工学、医学なども網羅する壮大な学問なのです」と語るシマダさんは、ヨーロッパ滞在中に西洋と東洋を統合した世界最高峰のモダン風水学に巡り合い、今ではその風水診断を現代の住居に応用して多くの人々を幸せにしている。メデイアでは特にバグアマップと呼ばれるシンプルな人生の案内図を発表、人気を博している。

またヨーロッパでは、中国や日本に伝わる風水と異なり、「方角よりも気の流れや磁場と言われる土地のエネルギーを重視する」そうだ。「ヨーロッパでは、ジオパシックストレスと言って、建物の下に水脈や活断層があると、癌や鬱病、心臓病などの原因になると考えられています」と語る。

バグアマップは古くて新しい分析法

バグアマップは中国風水では八卦と呼ばれ、家を建てる時や家相を見る時の道具として使われてきた。それを西欧でも広く受け入れられるよう工夫して現代風にアレンジしたのがバグアマップだ。新築や引越しが簡単にできない人のために、シマダさんはバグアマップによる住まいの健康診断を推奨している。

バグアマップ

「玄関や部屋の入り口に立つ、あるいは自分の家の間取り図を見ながら、部屋または家を9つのパートに分けてみます。そうしてそれをバグアマップに照らし合わせてみると、一つ一つのパートがどんな意味を持つか一目瞭然です」つまり自分の人生のどこが滞っているのか、エネルギーが弱いのかなどが一瞬にして判断出来るのだそうだ。

ゆっくりとくつろぎたい方にお薦め。ソファーの後ろの絵はアースエレメントで地に足を下ろし、白い胡蝶蘭は精神を落ち着かせ静寂を演出。3つ並んだキャンドルは、心の中に幸せの炎を灯してくれる。

日中家にいることの多い人や、パーテイー好きの人におすすめのアクテイブな雰囲気。人が談笑する絵はその場を活性化し、人を引き寄せる。テーブルの黄色の花やキャンドルの入った赤いセラミックの暖色で、躍動感溢れるムードを演出。赤と黄色は風水上、親子の関係で生産的サイクル(火が燃えると、灰(土)になることから、相性のいい色の取り合わせ)と呼ばれ、こういう色彩に囲まれると人は行動的になり、会話が弾む。

建物は人間の肉体そのもの

「住まいも人間の身体と同じように、長年の疲れが溜まり、毒素が溜まっているのです。部屋からガラクタを捨てると気の流れがよくなります。気の流れは人の身体で言えば、血流。血がサラサラ流れている人は健康です。建物も同じで、それはお金の流れにも例えられます。」また風水ではクリスタルや鏡が良いと言われているが、散らかった部屋や洗濯物が鏡などに映っていたら、逆にネガテイブな作用を倍増させることになるそうだ。どうやら幸運の鍵はルームデトックスということらしい。

ルームデトックスでこんな幸運がやってきた!

シマダさんはドイツから帰国後行った自宅のリフォームをきっかけに、長年蓄積した不要品を処分したところ、多くの仕事と幸運が舞い込んできたと言う。その経験を基に『捨てるほど幸運がやって来る!』(宝島社)を出版。10万部突破のベストセラーになった。ルームデトックスを実行した読者からは、次々に幸運体験が寄せられた。恋愛、結婚、仕事、家庭内の調和などあらゆる分野での楽しいエピソードが寄せられ、以来、日本はお掃除お片づけブームへ。

今回は、住まいをどのように健康で幸せな空間にできるか、シマダさんのドイツの自宅の写真を具体例に説明してもらった。写真中のアートは自身のデザインによる。

ベッドルームは全て対で揃えることが大切。例え独身であっても、ベッドの両脇にナイトテーブル2つ、ランプが2つというように両サイドにバランスよく置くこと。「ランプもテーブルも一つ、縫いぐるみを抱いて寝ているようではいけません。近い将来相手が現れることを確信して場所を用意しましょう。 ベッドルームは全て対で揃えることが大切。例え独身であっても、ベッドの両脇にナイトテーブル2つ、ランプが2つというように両サイドにバランスよく置くこと。「ランプもテーブルも一つ、縫いぐるみを抱いて寝ているようではいけません。近い将来相手が現れることを確信して場所を用意しましょう。

壁のオレンジは食欲増進、コミュニケーションを活発化し、キッチン仕事が楽しくなる。もう片方のカウンターにはシンクがあるので、窓辺に植物を並べ、水が流れすぎるのを防ぐ工夫をする。風水では水とはお金。 植物は水を吸い込んで成長するので、水を良く使うキッチンや洗面所、お風呂などに植物を置くと、水の流れを止め、お金が流れてしまうのを防ぐ役目をする。

バグア風水では屋根や壁の付いていないベランダやバルコニーは部屋とはみなされないため、バルコニーは全体の間取りから見てミッシングパート(欠け)になる。ミッシングパートはネガテイブな要素を持つので、イキイキとした明るい植物やエンジェル、ウインドチャイムを配し運気アップをはかった。ウインドチャイムは、風が吹くと涼やかな音色を奏で、その場を活性化してくれる。

プロフィール:ユキシマダ
アメリカに20年間滞在、その間インテリアデザインを学び、その後ドイツに渡って風水学の権威に師事。現在は多くのコンサルテーションを手がける一方、大手住宅メーカーや建築家とのコラボレーションを通じて風水建築デザイン設計を実践。グローバルM&Mコンサルテイング(有)ユキ・シマダ・インターナショナルデザイン代表「お金持ちはキレイ好き!」など著書多数。 www.gmmc.jp