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シアトルの夏の夜は、ハッピーアワーでスタート!③

ピンチョPintxo

サングリアレストランやパブが立ち並ぶベルタウンで、スパニッシュ・タパスが人気のPintxo(ピンチョ)のハッピーアワーに行ってきた。ハッピーアワー開店と同時に来店したので1番のりだったが、さすが人気店、あっという間に席が埋まっていった。特にこれからの季節、4席しかないテラス席を確保したい人は早めにお出かけを。 まずは、エストレージャ・ダムラガー(Estrella Damm Lager $2)、ドラフトビール各種($3)、グラスワイン各種($6~)などのドリンクメニューから、「スペインといえばこれ!」のサングリア(Sangria 0.5リットル$10)を注文。グラスサングリア($4)もあるが、ピッチャーだとグラス約4杯分で10ドルだから断然お得だ。赤ワインベースのサングリアはフルーツの甘味や柑橘のさわやかな風味が加わって、お酒が苦手な人でも飲みやすい一杯。暑い季節にはピッタリのドリンクで、ついもう一杯飲みたくなる。 トルティージャ 6種類あるフードメニューからまず選んだのは、スペイン定番料理、トルティージャ(Tortilla $5)。同じ名前のメキシコ料理と混同しがちだが、スペイン料理ではスパニッシュオムレツのこと。運ばれてきたトルティージャはタマゴとポテトがきれいに層をなして、まるでミルフィーユのよう。トルティージャ自体にしっかり味がついているが、一緒についてくるガーリックが効いたアーティチョークのアイオリソースで頂くとまた格別。ガーニッシュの砂糖漬けアーティチョークはぜひ箸休めに食べてもらいたい。ドライフルーツのような歯ごたえと味に驚かされるはず。 チョリチトス チョリチトス・アラ・ミエル(Choricitos a la Miel $6)は歯ごたえのある一口サイズのチョリソ。スパニッシュ・サイダーとハチミツの甘いソースで調理されている。チョリソの塩気とソースの甘味のバランスが絶妙。残ったソースはパンでも浸して完食したくなる。 ラム・キョフテ・スライダー(Lamb Kefta Sliders $7)は同店人気の一品。ハンバーガーバンは、普通のバンではなくブリオッシュを使用。トッピングにはローストされたトマトとベルペッパー、スプラウツが乗っている。ラム肉は、クミン、コリアンダー、キャラウェイシードなどの香り高いスパイスが効いていて、ラム肉独特のにおいは全く気にならない。 スライダー 取材には2人で行ったのだが、上記の3品だけでかなりおなかが膨らみ、「タパスではおなかいっぱいにならない」なんていう考えは覆された。ハッピーアワーメニューにはベジタリアンのタパスもあり。 どの料理もしっかり味がついていて、どんどんお酒が進むので、飲み過ぎには気を付けて! 同店のハッピーアワーは毎日開催されているので、仕事で平日は無理という人でも週末に行けるのが嬉しい。また、金曜と土曜の午後10時からは「ピンチョ・ポラ・ノチェ(Pintxo por la Noche)」と呼ばれるレイトナイト・ハッピーアワーもある。 Pintxo 2207 2nd Ave., Seattle ☎ 206-441-4042 www.pintxoseattle.com 営業時間:日~木 5pm~10pm、金・土 5pm~12am [ハッピーアワー]日~木 5pm~7pm、金・土 5pm~7pm、10pm~12am