コーヒー工場の内部に潜入!
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①生豆
なんと273万パウンドもの生豆を保管。全袋がナンバリングされ、問題発生時には、どの農園のいつの豆か、わかるようになっている。完璧なトレーサビリティー・システムだ。
②焙煎
ロースターが見極めるポイントまで焙煎する。この巨大な焙煎機は1930年代以前のもので、材質はキャストアイロン。伝熱性に優れ、現代の焙煎機よりも、焙煎の仕上がりが断然良いとのこと。
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③グラインド
1杯のコーヒーの味を決める最終ステップは「挽き方」。焙煎具合や抽出方法により異なる。ディスタントランドでは、想定される消費者層に合わせ、最良の細かさになるよう、2台の巨大グラインダーで豆を挽いていく。
④香り付け
香りを付けるフレーバーコーヒーもアメリカでは人気がある。③の工程後、生産量のおよそ25%〜30%の豆が香り付けサイロへ。「ヘーゼルナッツ」、「チェリー風味」など25種もの香りがある。
⑤袋詰め
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ここで私たちが店頭でよく見る姿に変身。コーヒーは呼吸している。豆袋には秘密のバルブがあり、そこからコーヒーの炭酸ガスを排出する。しかし大敵である外からの酸素は入れない仕組みになっている。