兵庫県ワシントン州事務所は4 月23 日、宇和島屋シアトル店で伊藤ハムのオリジナルブランドである「ITOWAGYU(いとう和牛)」のデモンストレーションと試食会を行った。いとう和牛はA4 ランクの高級黒毛和牛で、海外の富裕層をターゲットとして売り出されている。上質な脂の甘さと、とろけるようなやわらかさが特徴だ。 同事務所のマーケティングマネジャー、雑賀裕子さんは「アメリカ人は伊藤ハムというブランドを知らないし、1ポンド約80ドルと高いのでしっかり説明して良さを分かってもらうことが大事だと思っています。いとう和牛はアメリカのものと違い、牛を一頭ずつ大事に育てています。すでに販売している宇和島屋ベルビュー店ではとてもうまくいっているので、シアトル店でも売り出して成功させたいですね」と意気込んだ。
焼き肉風に料理された和牛のデモ兼試食会は、香りに引き寄せられた多くの客で賑わいを見せ、試食をした人の中にはその場で購入していく人も。一人に感想を聞いてみると「脂がのっていてやわらかい。香りも良くてとてもおいしい。このクオリティならそんなに高いとも思わないよ。いつもこの店に置いてくれたらうれしいね」と語り、2 パック購入していった。 「まずは食べて良さを分かってもらいたい。塩コショウも良いですが、大根おろしとポン酢でさっぱりと食べるのがおすすめです」と雑賀さんは笑顔で話した。 ちなみにウォーリングフォードのレストラン、雅45th では、クリエイティブな料理を創ることで知られる相馬シェフが早速いとう和牛を使ったユニークな料理を数品創って提供。中でも「ITOWAGYU せいろ」は、贅沢に使ったレアのいとう和牛の脂がダシに溶け出して絶品と評判。 これを機に、シアトル市内のレストランのメニューに加わり、いとう和牛の名と味を広めて欲しいと、関係者一同願っている。
資料提供:兵庫県ワシントン州事務所、北米報知