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今月の季語:短夜(みじかよ)(夏)

【傍題】短夜(たんや)、明易し(あけやすし)、明早し、明急ぐ

短い夏の夜をいう。春分の日から夜は昼より短くなり、夏至は最も夜が短く、四時頃から夜が明けかかる。俳句では、そうした物理的な短さというより、短さを惜しむ心持ちに重きが置かれている。(藺草慶子記『角川俳句大歳時記』より)

では例句を見てみよう。

夜が短い夏の旅支度は、早目早目にやっておかないといつの間にか時間が経ってしまい、眠る時間が少なくなってしまう。現在でも各地で開かれる俳句大会への出席など、多くの旅をする作者には短夜と旅の組み合わせの俳句が多い。

 

稲畑汀子(いなはた ていこ、1931年1 月8日〜)
神奈川県出身の俳人。高浜年尾の娘で高浜虚子の孫。「ホトトギス」主宰を経て現名誉主宰、日本伝統俳句協会会長。

(参照:角川俳句大歳時記、ウィキペディア)

レニア吟社幹事 ひさを