毎年、何万人もの人が警察官から車の停止を求められ、飲酒運転をしているかどうかの質問を受けています。警察官は、夜間に誰かに車の停止を求めたら、自動的にアルコールについて尋ねます。飲酒運転はしてはいけませんが、万が一飲酒した後で運転中に警察官から車の停止を求められた場合は、以下のことを行いましょう。
- 車のウィンカーを出し、ゆっくりと注意しながら道の路肩に車を寄せます。
- 車内に残り、ハンドルに手を乗せたまま落ち着いて警察官を待ちましょう。
- 警察官には丁寧に接しましょう。
- 警察官が何か質問してきたら、弁護士と話したいと伝えて下さい。
- 英語をうまく話せないのなら、警察官の質問に無理に答えるのはやめましょう。
- 専門用語を理解したり、法律に関する成り行きを知るためにも、通訳をつけるよう警察官にリクエストをして下さい。
- あなたには、自分に不利になるような質問には答えなくてもいいという、米国憲法修正第5条(the Fifth Amendment)を主張する権利があります。あなたがお酒を飲んでいるか、または酔っ払っているかどうかを警察官が尋ねたら、自分自身が罪になるリスクを避けるためにも、米国憲法修正第5条の主張をして下さい。英語で「I plead the Fifth Amendment. I would like to speak to an attorney ASAP」と言いましょう。
- もしも警察官が(アルコール検知器による)呼吸テストを受けるかどうか尋ねてきたら、ワシントン州では化学テストを拒否する権利がないことを心に留めておいて下さい。もしも拒否したら、たとえアルコールの影響を受けていなくても自動的に免許停止になってしまいます。ですから、このテストは拒否しないように。
- 「Field Sobriety Test」は拒否してください。Field Sobriety Testとは、両足を前後に置いて一直線上を真っすぐ歩いたり、指を鼻や目の近くに置き、頭を後ろに反らしたりするといったテストです。このテストは受ける必要はなく、拒否することができます。アルコールの影響を受けていなくても、テストを受けた時間、その時の体調やバランス感覚、視界の悪さなどからテストに受からない時もあります。ですから警察官には丁寧にテストの拒否をしましょう。英語で「I would NOT like to takethe test. I would like to speak to an attorney ASAP」と言うとよいでしょう。
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