両者が同意したときのみ、大家はテナントに利子を払います。
損害保証金(Damage Deposit)とは何ですか?
大家によっては、テナントやそのゲストが起因となる損傷の修繕費用をカバーするために、損害保証金を徴収することがあります。このデポジットを未払いの家賃などその他のことに充てることはできません。
大家は損害保証金を賃貸住宅の維持費に使用することはできますか?
できません。大家は「通常使用による消耗」を修理するため、テナントの敷金や損害保証金を使用することはできません。「通常使用による消耗」とは、
- 使い古されたカーペット
- 剥がれ落ちた塗装
- 使い込まれたフローリング
- 色褪せて、汚れた塗装
などです。ただし大家は「通常使用による消耗」以上の損傷を修理するための費用を、テナントの敷金や損害保証金から差し引くことはできます。
「通常使用による消耗」以上のダメージとは、
- 窓の破損
- 壁の穴
- ゴミの放置、または捨てられるべきその他のアイテムの放置
- 不衛生で安全でない状態でアパートを引き払った時
などです。もしもアパートが自然災害、火事または犯罪などで損傷を受けた場合、直ちに大家に連絡を取る必要があります。これらが原因で賃貸物件が損傷を受けた場合は、テナントやそのゲストに責任はなく、大家はテナントの敷金や損害保証金を修繕費に充てることはできません。
大家はいつ敷金や損害保証金を返却しなくてはなりませんか?
テナントがアパートを引き払った後です。修繕の必要がない場合は、大家がテナントの退去完了確認後14日以内に敷金や損害賠償金の全額を返却する必要がありまが、その敷金や損害賠償金の一部または全額が回収される場合は、テナントにその理由を知らせる手紙を送らなければなりません。アパートを引き払う際には、大家に転居先の住所を知らせるか、US Postal Serviceの転送サービスを利用して、手元に敷金、損害賠償金や手紙がきちんと届くようにしておきましょう。
ハウスクリーニング費用(Cleaning Fee)とは何ですか?
大家によってはテナントが退去した後にアパートを清掃するための「ハウスクリーニング費用」を請求することがあります。大家によっては返却不可な費用としている場合もあります。その場合は、アパートを引き払う時、どんなに部屋をきれいに掃除しても、クリーニング費用は徴収されるという意味です。
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