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第25回 アメリカに呼び寄せた母を日本の施設に入れてあげたい〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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アメリカに呼び寄せた母を日本の施設に入れてあげたい

高齢の親を日本からアメリカに呼び寄せている人は多くいます。ただ、高齢になってからアメリカに来た親の場合、英語ができないというケースも。アメリカにも日本語が使えて日本食が食べられる施設はありますが、高額なため、この先10年、20年と支払いを続けることは難しい場合もあります。ならば、「日本の施設に入居させたほうが良いのでは」と考える人も増えています。

実際、今年に入ってから「アメリカにいる親を日本の施設に入居させたい」という相談が増加しています。今回はこのようなケースについて事例を交えながら紹介します。

父親が他界後、アメリカに母親を呼び寄せたAさん。
その後、母親の認知症が進行して

Aさんは一人っ子で、父親が他界した後、母親を日本からアメリカに呼び寄せました。しかし、Aさんはフルタイムで働いており、家族も仕事や学校で日中は家にいません。そのため、英語ができない母親は外出する機会がほとんどなく、家にひとりでいる時間が長くなりました。そのような暮らしを数年間続けた結果、母親に認知症状が現れ、最近では症状がさらに進行しています。

このような中、Aさんは「この環境が母にとって望ましいとは思えない。このままでは認知症がさらに進んでしまうのでは」と不安を抱き、アメリカで日本語や日本食を提供している施設は数が少なく費用も高額なため、「日本の施設に入れてあげたい」と希望しました。

早速、AさんとZoomでミーティングを重ね、専門の介護相談員にもチームに入ってもらい希望に合う施設をリストアップ。そこから絞り込んでいき、まずはAさんが施設見学。その後、母親にも実際に見てもらう流れを作りました。そして、保証会社をつけて施設との契約。本格的な入居の準備を進めています。

族の負担を減らし安心感を得る「施設入居」という選択

施設入居を選択をした場合の最も大きな利点は精神的な安心感です。介護のプロによる身体介護、夜間や緊急時の対応、同世代の入居者との交流など、入居者にとっても安心感のある環境で自分らしい暮らしを作ることができます。ただし、施設には今までの住み慣れた環境とは異なり、それぞれ異なるルールやサービスがありますので、入居前に必ず施設見学を行い、入居要項や契約書、経営母体の財務状況を細かく確認することが求められます。
また、入居金や月額利用料に何が含まれるか、介護度が重くなった際にも住み続けられるかなど、「終の住処終の住処つい すみか」として適切かを見極めることが重要です。悩んだときには、自分や家族だけで解決しようとせず、専門家の力を借りて支援を受けながらチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。
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文美 横畠
■一般社団法人Hearth(ハース)代表理事。国際介護アナリスト。ベネッセスタイルケアにて高齢者住宅の立ち上げや広告宣伝等に携わった後、41歳で退社し、夫婦で7カ月かけて世界各国の高齢者施設200カ所以上を訪問。これまでに取材した高齢者やその家族は2,000人を超える。「介護を通じて日本と世界を幸せに」をモットーに活動中。 サロンドハース salon_de_hearth