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親の介護って、どれくらいのお金がかかるの?
2020年からのコロナ禍により、日本では今年3年ぶりに実家へ帰省した人も多くみられました。久しぶりに親と会い、家族で集う楽しい時間。ただ、高齢の親の老いを感じたという声も多く聞かれます。そんな時、家族で話題になるのは高齢の親のこれからの暮らし。介護はだれもが通る道です。では、介護って、いったいどれくらいの費用が必要になるのでしょう。今回は介護にまつわるお金について解説いたします。
介護期間は平均すると約10年間
一時的にかかる介護費用と毎月の介護費用は?
厚生労働省のデータ※1によると、平均の介護期間は男性が9.79年、女性が12.93年。平均すると介護期間は約10年間と言われています。このデータは平均寿命から健康寿命を引いた期間を平均介護期間としています。では、介護にかかる費用はどうでしょうか。生命保険文化センターのデータ※2によると、一時的にかかった介護費用は平均69万円、毎月かかる介護費用は平均7万8千円。算出すると4年7か月で1人当たりの介護費用が約500万円かかるとされています。これらには住宅費や水道光熱費、食費などの生活費は含まれていません。
まずは、親の現在の資産を確認!
介護がある暮らしの計画を早めに立てましょう
親にお金の話を切り出すのは、ちょっと気が引けてしまうものですが、今の資産を知ることでこれからの資金計画が立てられます。親の資産がどれくらいあるかご存じですか。日本にある実家の資産価値、どの銀行のどの口座にいくら入っているのか、入っている保険の種類、株や投資など。意外と親の資産は知らないものです。実家の資産価値は不動産会社に無料査定を依頼すればすぐに分かります。通帳や印鑑の保管場所を確認しておくことも大切です。また、高齢になったら民間の医療保険や介護保険に入るなど、保険の見直しをすることで、いざというときの備えになります。
親の介護における家族の役割とは、親の懐に介入していくことだと私は痛感しています。寄り添うだけでは物事は解決しません。「いつか」ではなく「いま」行動しましょう。親とご家族にとって最善の選択をするために早めに行動することをおすすめします。
*1厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」、「健康寿命の指標化に関する研究-健康日本21(第二次)等の健康寿命の検討-(平成27年度分担研究報告書)」*2生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉」
(初回相談無料)
スペシャリストがあなたのために動くワンストップサービスをご活用ください。
[総合窓口:日本]一般社団法人Hearth(ハース)
hearth777@gmail.com / 81-90-1402-1738
■ 野村不動産ソリューションズとのコラボ企画
今のうちに知りたい!親の介護×不動産セミナー
※お休み中(夏に再開予定)
■ 毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー
第40回 「自宅での介護が限界に!
日本の高齢者向け施設の種類と選び方は?」
5月23日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み 1件当たり1円を寄付問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/3938815/view