アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!
もしかしたら、親が認知症かも?
現在、日本では認知症患者が500万人、600万人とも言われ、来年の2025年には700万人を超え、65歳以上の高齢者のうち「5人に1人が認知症」になると予測されています。認知症は突然発症するものではなく、徐々に症状が進むため、家族や周りにいる人が気付きにくいという側面も。親と遠く離れ、アメリカで暮らしている方は、より心配が募るかもしれません。それでも、早めに察知して早期に治療することは可能です。今回は日々の生活の中でできる「認知症チェック」のポイントをご紹介します。
「あれ? ちょっとおかしい」のサイン
元気に暮らしていると思っていても、親のちょっとした変化を見過ごしていることがあります。普段の暮らしの中で、次の項目についてチェックしてみましょう。
【こんな変化があれば要注意】
□同じ話や質問を繰り返す
□おしゃれをしなくなった
□手紙やメモなど文字を書かなくなった
□真夜中に電話をかけてくる
□冷蔵庫に同じ食材ばかり入っている
□通院する曜日を間違える
□ゴミが何日分もたまっている
□財布が小銭でパンパン
□最近、料理をしなくなった
□冷蔵庫に洗剤を入れている
□笑わなくなった
□季節に合わない服を着ている
□外出をいやがる
これらの項目に1つでも当てはまるものがあれば、早めに医師に相談しましょう。ただ、夏休みや年末年始など、一時的に家族が集まる時は親も気を張っています。日本に帰省する際、家族や周りの人に、変化が見られればすぐに連絡してもらうように伝えておきましょう。意外と近所の人が変化に気付くケースは多いものです。
物忘れと認知症は違う
「人の名前が思い出せない」、「物をどこにしまったのか忘れた」などは、歳を重ねると誰にでも起こること。認知症は、そのような加齢による物忘れとは異なり、「日常生活に支障をきたす状態」を言います。脳の細胞が損傷を受け、働きが悪くなったために認知機能が低下してしまうのです。
【認知症と単なる物忘れの違い】
◆物忘れ・体験の一部を忘れる・ヒントがあれば思い出せる
例:食べたメニューを思い出せない、外出先で人と会ったことを忘れる
◆認知症・体験したこと自体を忘れる・ヒントがあっても思い出せない
例:食事や外出をしたこと自体を忘れてしまう
認知症は早期発見により、治療やケアの選択肢が広がります。だからこそ、日頃の周囲の見守りが肝心。「なんだか変?」と思ったら、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
疑問や不安があれば、私たちサロンドハースのスペシャリスト集団に連絡してください。家族全員が安心・安全な暮らしができるよう、解決に導きます。
■ 野村不動産ソリューションズとのコラボ企画
今のうちに知りたい!親の介護×不動産セミナー
※お休み中(夏に再開予定)
■ 毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー
第39回 「介護にかかるお金、日本ではいくら必要なの?」
4月25日(木)6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
※令和6年能登半島地震の被災地への支援:下記サイトからの申し込み 1件当たり1円を寄付
問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/3904785/view