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第19回 日本にいる親が倒れて緊急入院。何をどうすればいいの?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

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日本にいる親が倒れて緊急入院。
何をどうすればいいの?

高齢者に多いのが、転倒によるけがや病気での入院です。入院がきっかけとなり、急激な筋力の低下や精神面における健康の悪化などによって介護が必要になるケースがあります。今回は日本にいる親が緊急入院した場合の相談先などをご紹介します。

日本の病院は退院までの期間が想像以上に短い
入院中に今後の生活の準備をスタート

入院しているうちに、今後の介護生活の準備を始め、介護保険申請などを進めておくことで、自身の仕事や家庭と介護の両立を図ることができます。急病やケガでまず運ばれるのは「急性期病院」。ここは主に集中治療する場で、平均的な在院日数は約18日。長期入院はできないため、親が入院した時点で退院後の受け入れ体制を準備しておく必要があります。退院後の選択肢は大きく分けて次の3つです。

① リハビリ専門の病院などへの「転院」
② 介護保険を使って老人保健施設などへの「施設入居」
③ ホームヘルパーサービスを利用して自宅介護する「在宅復帰」そのほかにも、介護保険による補助金を受け、手すりの設置や段差の解消等の介護リフォームをしたり、老人福祉施設等に短期間入所するショートステイ(短期入所生活介護)を利用したりなど、さまざまなサービスがあります。

病院内には相談窓口があります
入院中に「これからの暮らし」について相談

主な病院には相談窓口が設置されています。入院費用や退院後の生活、患者本人の心配事だけでなく、家族の相談にも応えてくれるのが医療ソーシャルワーカーです。入院中に医療ソーシャルワーカーに気軽に相談しましょう。たとえば、こんな相談ができます。

・ 父の入院中、一人で暮らしている母が心配です・ 介護保険の申請はどのようにすればいいですか?
・ 入院費用が高くて、払えるか不安です
・ 遠方に住んでいるので、家族は親の介護をできません

親が元気なうちに「もしも介護が必要になったら、どのような暮らしを望むのか」、家族で話し合い、本人も家族もお互いに納得できる「介護のある暮らし」をつくっていくことをお勧めします。

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[総合窓口:日本]一般社団法人Hearth(ハース)
hearth777@gmail.com / 81-90-1402-1738

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※お休み中(夏に再開予定)

毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー
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8月22日(木) 6pm~7pm
料金:$10(経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される)
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問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/4064263/view

文美 横畠
■一般社団法人Hearth(ハース)代表理事。国際介護アナリスト。ベネッセスタイルケアにて高齢者住宅の立ち上げや広告宣伝等に携わった後、41歳で退社し、夫婦で7カ月かけて世界各国の高齢者施設200カ所以上を訪問。これまでに取材した高齢者やその家族は2,000人を超える。「介護を通じて日本と世界を幸せに」をモットーに活動中。 サロンドハース salon_de_hearth