アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!
アメリカと日本、離れていてもできる親の介護
アメリカと日本で親と遠く離れて暮らしていると、「高齢の親のサポートをどのようにすればいいのか?」という悩みが出てきませんか。親に何か起こってからではなく、未然に防ぐことが大切。最近はさまざまなサービスが登場していますので、それらを上手に使い、高齢の親を支えていきましょう。
高齢者の見守りサービスは5タイプある!
高齢の親と離れて暮らす場合、特に心配なのが、夜間や緊急時など何かあったときの対応です。海外にとどまらず日本国内であっても、高齢者のひとり暮らしの増加に伴い、東京と九州など遠距離介護の割合が高くなっています。そこで、親の安否確認ができる多種多様な「見守りサービス」が活躍。大きく分類すると次の5つになります。
①訪問方:郵便局、電気・水道会社などの局員や検針員が訪問して、健康状態などを確認
② センサー型:ガス、電気湯沸かしポット、照明、トイレ、浴室、冷蔵庫などにセンサーを設置
③ オート電話・メール型:自動配信の電話やメールを通じて安否確認
④ カメラ型:自宅にカメラを設置して、24時間365日の見守りと緊急時のSOSに対応
⑤ 宅配型:セブン‐イレブンやローソン、ヤクルトなどが実施する、
食事や飲料宅配時の高齢者への声かけ
食事や飲料宅配時の高齢者への声かけ
上記は民間の見守りサービスですが、各自治体でもボランティアによる傾聴サービスや高齢者宅への訪問などを行っています。まずは親が住むエリアの地域包括支援センターや市区町村の高齢福祉課に問い合わせてみましょう。
家族の代わりに動いてくれる身元保証会社
家族の代わりに高齢者のサポートを提供している、身元保証会社をご存じですか?たとえば、施設入居の契約時には身元保証人(連帯保証人、身元引受人)が必要です。親族と疎遠になっていて、お願いする人がいない場合には、身元保証会社を活用できます。また、自宅でひとり暮らしをしていて入院や手術が必要になったとき、家族に迷惑をかけたくないと考えて身元保証会社と契約する人もいます。
身元保証会社のサービスには、「身元保証」「生活支援」「金銭管理」「法律支援」「万一の支援」「葬儀・納骨支援」などが含まれます。もちろん、利用費がかかりますが、家族の代わりに動いてくれる頼もしい存在です。
親との日々の会話を習慣に
もうひとつおすすめしたいのは、親との日々の会話を習慣にすることです。人の心理として、特に高齢者の場合は心身に支障が出ることが多く、「腕が痛い、膝がきしむ」「今日はこんな大変なことがあった」など、自分の話を聞いてくれる人を欲しています。
日本にいる親族に親の世話をしてもらっていたとしても、親の話をゆっくりと聞いてあげる余裕はないかもしれません。「親子の会話」は、離れて暮らしているからこそできる、ということもあるのです。会話から親のちょっとした変化にいち早く気付き、大事が起こる前に対応が可能となるメリットも。ぜひ取り入れてみましょう。困ったことがあれば、私たちプロの力も借りてくださいね。
オンライン講座でもっと詳しく!
■野村不動産ソリューションズとのコラボ企画
今のうちに知りたい!親の介護×不動産セミナー
※11月はお休み
■毎月第4木曜日サロンドハース・ウェビナー
第34回 「日本の実家のお片付け。家財整理どうする?」
11月23日(木)6pm~7:30pm
料金:$10※経費を除き子ども&シニア支援団体に寄付される
問い合わせ:hearth777@gmail.com
詳細:https://peatix.com/event/3734764/view