こんにちは、みやざきみわです。日本からMerry Christmas! 私も人生に1度はシアトルでクリスマスを迎えてみたいものです。「恋人はサンタクロース~♪」という歌があるように、神道の私もクリスマスにはワクワクします。
さて今日は「恋」の話をしますね。恋愛をするとみなさん、相手との「相性」を気になさるようです。けれど統計学では、相性が良ければ良いほどいいとは限りません。順調なときはいいけれど、ひとたび喧嘩すると「許しがたい」存在になる要因なんです。なぜなら惹かれあう相手は気になる存在でもあるからです。
だから相性はそこそこで良いと思います。それよりもお互いを認めあう事の方がよほど大切です。私の著作『13の性格』では人のお役割を13のタイプに分けていて、その2つのタイプを「足して14になる相手がベストパートナー」としています。ベストというのはお互いを補強する関係で、相手の存在を認めてあっていなければ成立しません。ちなみに私事ですが、私が過去に忘れられない恋をした人とは足して14でした! 一緒にビジネスをしていた人で、仕事の面で相手を尊敬していた記憶があります。
私たち人間には動物的本能が備わっています。人間は誰もが成長したいという感情を持っています。ですからパートナーを選ぶ時には、本能で自分とは違う人を引き寄せます。たとえば足が遅い人は速い人を求めたり、右脳タイプは左脳タイプを求めたりという案配です。そうなるとつい「彼と私は合わない。趣味も価値観も好きな服も違う!」と思ってしまいがち。第三者の私から見たら、カップルの趣味や価値観が違っても別に大したことはないと思えるけど、当事者にとっては大問題です。
相手と自分が違っている。この現象はとても普通で、当然のことです。自分と違うものを取り入れようとする人間の本能によって、自分とはタイプが異なる人に惹かれてしまうのです。
趣味が違う場合の解決法は「我慢はしないで見方を変える」のが一番です。お互いの自立ですね。みなさん親友はいますか? たとえば親友が、急な仕事が入って約束を断ってきても怒らないと思うんです。相手をよく知っているし、理解しているから。けれどパートナーになると怒り倍増になってしまう。映画の趣味が合わなければ観たいものを順番制にするという方法もあります。私は過去に家族と映画に行って、私ひとりだけ違う作品を観たことがありました。子どもにはちょっとひんしゅくでしたが(笑)。
私たちはスキルを上げるために、恋人にしても、夫婦にしても、自分とはあらゆる面で違う人を求めているのです。隣にいるパートナーに腹が立ったら「この人は自分との違いを教えてくれて、自分を成長させてくれる人」と考えてみてください。そう思えば愛しくなるのではないでしょうか? 恋愛の良いところは、他の人にされたら嫌でも恋人ならば許せるということですね。他人との違いに対して見方を変えられるようになる最速な方法は「恋の魔法」かもしれません(笑)。
それではみなさん、良いお年をお迎えください。また来年もソイソースでお会いしましょう!
[お役割]