今回のテーマ
~人間関係と同じく、天候ともコミュニケーションは必要~
人間は、季節や天気とも関係性があります。それを受け入れることで、天候ともコミュニケーションが取れるようになり、自分の味方にできます。
シアトルの皆さま、こんにちは。いかがお過ごしですか? ちょうど9月の頃、シアトルに日本の友人を連れて滞在したことを思い出します。空は真っ青で、青い湖が目の前に広がり、シアトルってこんなに素敵な場所なのかと感動したものです。
なんて、語り出したのには訳があります。今年の日本の夏は大変な猛暑で、気象庁がこの猛暑を「災害」だと発表したのです。約40度って気温が平気で出ちゃうのですから、この温暖化が続いたら、今
後はどうなっていくのだろう?と、心配する声も。そんな調子なので、人々の口からは「暑い!」「もう嫌だ!」と、当然ながらそんな言葉が飛び交います。
私が考案した「十三導」では、「気候を願うなかれ」という説があります。たとえば「明日はお出かけだから、晴れるといいな」というのは「挑み」(自然に生きるのと反対)になるから、なるべくあるがままを受け入れると良いという話です。雨が降ったら「あ~、今日は雨で良かったのだろうな」とか「今日は心の浄化の日だと思おう」とか、その日の天気も自然に受け入れようという意味合いです。とはいえ、明日から家族でキャンプに行くというのに、それでも天気を意識しないというのは、不自然ですよね。せっかくの旅行なのだから、晴れたほうが良いに決まっている!(笑) だから、なるべくねって程度でお伝えしています。
とはいえ、どうしてもこの猛暑だと、LINEのグループ投稿にも「暑い暑い」と目に飛び込んできます。人の心理も異常になってきているのかもしれないとまで感じていたら、心理カウンセラー仲間がこういう話を教えてくれました。「暑くて嫌だ!」と声にするなら、少し言葉に変化を付けると良いのだそう。確かに暑いのは暑いから言葉に出てしまうのは仕方がないけれど、その後に「だから……だよね」と、フォローを付けるというのです。たとえば「暑いね! だからビールがおいしいよね!」と
いった具合。これは風水的な考えもあるらしいのだけれど、文句ばっかり言っていると余計に夏バテ
になったり、身体に支障が出たりしやすくなるんだよねって。なるほど~と思いました。人間関係も
コミュニケーションが大切なように、天候ともコミュニケーションは必要なのだろうなと。
人ってつい自分たち人間だけが生きているイメージになりがちですが、宇宙や地球やあらゆるものと共存しているのです。気候だって、勝手なことばっかり言われたら、なんとなく伝わるのだろうなって思います。「あなたの天気のおかげで、今日はこんな良いことがあったよ」。そう伝えているような言葉の使い方のほうが、周囲の人だって気分が良い。言葉って「言霊」っていうだけあって、本当に大切かもしれませんね。
さて、また来月にお会いしましょう。ありがとうございました。
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