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こんな経営者が面白い(31)〜みやこのあなたのお役割に拍手

オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!

今回のテーマ
困難に見舞われてもチャンスはある

逆境は誰にでもやって来る! 諦めなければ、本当のお役割はまた自分の使命として、必ずめぐってくるものなのです。

シアトルの皆さん、こんにちは。先日、日本橋に出向くと、見事なピンク色をした桜が咲く中、海外の方が嬉々として写真を撮っており、うれしい気持ちになりました。桜が満開になるとウキウキしますよね。

春の季節到来! というコトで今回は、ここ日本で新しい風を起こそうとしている方をご紹介したいと思います。「こんな経営者が面白い」シリーズ第30回で登場した「言霊戦士・ヤンバイダー」の主題歌を歌うお兄さん、高橋秀幸さんです。

初めてお会いした時、なんとも穏やかなイケメンさんで、「歌のお兄さん」と聞いて妙に納得をした記憶があります。人柄は顔に出ますね。子どもに喜びを与え続けている顔相とお見受けしました。 さて、イケメンは突然イケメンにはならない(笑)。あだ名は「ヒーロー」と言う高橋さんのストーリーをお話ししましょう。

NHKアナウンサーだった父親は、仕事の都合で転勤が多かったそう。高橋さんは小学生になって山形に根を下ろし、高校3年生の時に学園祭ののど自慢で優勝を経験。いや~、さぞモテたのではと想像します。
歌手業に加え、スクール講師としての顔も持つ高橋秀幸さん(https://takahashihideyuki.com

そして、音楽するなら東京でしょ!と上京。大学時代は軽音の活動に熱中する日々でしたが、世の中そんなに甘くない。卒業後は生活のために就職を考えていたところ、父親が他界します。まるで夢を後押ししてくれるかのように遺産を受け取った高橋さんは、音楽専門学校への進学を果たすのです。 遺産を自身の勉強に使うというのは、同じような境遇でも、誰もがチャレンジできるコトではないと私は思いました。高橋さんの勇気あってこその挑戦。あっぱれ!

とはいえ、やはりそれでは食えない。ある会社の音楽事業部のサラリーマンになります。表舞台から離れて着うたなどを手がけ、楽曲の仮歌の作成もしていましたが、その歌声を耳にしたコロムビアミュージックエンタテインメントのプロデューサーからオファーがキタ~~~!

34歳にして「炎神戦隊ゴーオンジャー」主題歌でプロデビュー。さらには、テレビ神奈川の歌のお兄さんに抜擢されます。

プロになってからも、平日はサラリーマン、週末は戦隊ヒーローのイベントに立つという二足の草わらじ鞋生活を続けていた高橋さん。2013年、サラリーマンを卒業し、昨年末をもって所属事務所からついに独立。春の時代ホカホカです。

コラムの短い文章では、これまでの高橋さんの人生は語り尽くせません。歌を続けるのが困難になったタイミング、生活のための決心を乗り越え、今がある。その人のお役割というのは必ずめぐってくる。もちろん、高橋さんの諦めないココロあっての話と、深くため息が出ました。

高橋さんは私の提唱する人間学「13導」では6番の「バランサー」です。人に平等でリーダー性があり、人の優劣をつけないタイプ、と私は説いてるんですが。逆境に強く、困難に見舞われるほど偉業を達成! 高橋さんは、その資質を見事に発揮しています。

自身の歌手・作曲・プロデュース・イベント出演などの活動ほか、アニソン教室で後進を育ててイベントを主催。これまでありそうでなかった、アマチュアを舞台に立たせていくという取り組みを行っています。

これからも戦隊ヒーローの歌やアニソンという、時代も世代も超えていける作品の数々を通して、多くの人を幸せにしていってくれるでしょう。そんな高橋さんのお役割に拍手!

通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。