オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!
形にとらわれ、目に見える物質をつかみに行く「土の時代」は終わり。挑まず、逆らわず、ひたすら努力を重ねていれば、自然と良い縁につながるのが「風の時代」です。
シアトルの皆さま、こんにちは! 今回はできたてホヤホヤの新刊について紹介させてください。前作『13の性格』の改訂版として『足して14になるベストマッチを探せ! 13の運命』が発売。お役割1〜13パターンのネーミングも変更しています。
さて、本のあと書きにも記したのですが、ワタシが思うに恋愛と仕事は切り離せない間柄。口説き口説かれの努力は、仕事にも直結すると言って良いでしょう。恋愛ほど感情が出やすいものはなく、人間を大きく成長させます。多くの人を魅了する「人たらしさん」は当然、仕事でも活躍します!
相手を知り、理解して接すれば「我慢」という言葉はあなたの辞書からなくなるはず。メンタルは時に人生までも左右しますが、その原因は「人間関係」がほとんどです。個々の素晴らしい才能もあまりに細か過ぎるとややこしいので、「お役割」として13パターンに分けて解説。人間関係の悩みを解決する、コミュニケーションのツールとして活用してもらえたらと思います。
そもそもこの仕事を始めたのは、本を出したのがきっかけでした。商売人の家(それもかなりの家内工業)に生まれ育ったワタシ。さまざまなもめ事に接するうち、みんな良い人だけれどそれぞれの立場があるのだと肌で感じるように。すっかり空気を読む人間に成長してしまいました。今思えば、大人の顔色をうかがって、常に疲弊していた気がします。
自分も子どもを育てる年齢になり、小さな頃に周りの大人から植え付けられた「こうあらねばならない」をやめようと決心したタイミングで、統計学と出合いました。五行に縁があり、もともと占いなどを生活に取り入れる家系で、ワタシには関係ないと思っていたのに不思議なものです。
自然と人の相談を引き受けるようになっていき、日本のテレビ業界で知らない人はいない『ボクの妻と結婚してください』の著者、樋口卓治氏からも自分の会社のチームを見て欲しいと声がかかりました。その頃に住んでいた伊勢まで足を運んでくださり、「これはいい! もっと世の中に広めようよ」が始まりで、古舘伊知郎氏のいる古舘プロジェクトの社長であり放送作家の伊藤滋之氏に、「お役割鑑定士」の名をちょうだいしました。
「挑んで生きる時代はもう終わるのだ」と学ぶそのきっかけは、およそ15年前のこと。今は「風の時代」、その前が「土の時代」と言われます。ワタシは自分なりに努力をして、日本昔ばなしで言えば「わらしべ長者」のような出会いを引き寄せました。現在の職業は、人によって生み出されたのだと思っています。それこそ、「風の時代」の特徴。お役割を知り、何事にも立ち向かうのでなく、受容できる自分でいようと心がけています。近いうちに新刊を持って、シアトルへ遊びに行きまーす!