オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!
〜 最初の一歩の人 〜
国を隔てず社会に貢献する一方で、愛する地元へも還元。自分だけでなく、多くの人の将来までを考えられる、元プロサッカー選手のお役割に拍手!
シアトルの皆さん、こんにちは。シアトルでは紅葉の季節到来ですね。実は「来年の春こそ、シアトルへ行くぞ!」と、密かに計画中。と、公言しておいて全然「密か」じゃないのですが(笑)
今回はイケメンの登場です。ただお顔が良いだけではありません。私が定義するイケメンとは、語学に長け、スポーツ、ビジネスと多岐にわたり活躍しているメンズを指します。
その正真正銘のイケメン、岩崎陽平さんは 1987年 に三重県津市に生まれました。三重県津工業高校時代、サッカーで県国体選抜に出場。中京大学に進むと、休学してブラジルに渡り、プロ選手となります。以降、日本を含め世界35カ国以上でプレー。ここでは書き切れないので、経歴の詳細はネットでご覧ください。
岩崎さんと知り合ったのは、私が取り組んでいる「日本の良き物を海外に伝えたい」という活動に、面白い人材だからと紹介してもらったことがきっかけでした。サッカー選手のキャリアを終え、今は多方面でビジネスを手掛けていると聞いて、私はとても腑に落ちたのです。
岩崎さんはこれまでに培った人脈と語学力を武器に、マレーシアでマネジメント会社を立ち上げます。そして選手の代理人を務める傍ら、さまざまなプロジェクトに着手していきます。たとえば、ポルトガルでは政府公認の蜂蜜の産地で現地雇用を高めるよう働きかけ、日本での販売ルートを切り開き、両国の架け橋となりました。
私は、力士やスポーツ選手を応援する父を見て育ちましたので、スポーツ分野で現役引退後の第二の人生に悩む方をたくさん知っています。それだけに、スポーツとビジネスを見事に両立させている岩崎さんに魅力を感じたわけです。
岩崎さんは現在、三重県で一般社団法人V・M・E・Cを運営し、フットサルやサッカーの選手を育成しています。フットサル社会人チームのキックオフを見学させてもらいましたが、意外なことに、練習場は大きくなくて良いそう。むしろテクも上がるとの話には、ちょっとした感動を覚えました。
岩崎さんにとっていちばんの目標は、国際的に通用する人材を育てて世界に送り込むこと。三重県を選んだのは、出身地というだけでなく、水が良く食が豊かで暮らしやすい土地であることも理由だとか。地元でサッカーの寮やスクールの施設を整備すれば、スカウト、監督、コーチと、人材活用の場も生まれるというもの。選手を育てつつ、地域にリターンのあるビジネスにしていく手腕……。スゴくないですか!? 勝手にひとりでワクワクしてしまいました。
私の場合、「物」を海外にという発想しかなかったのですが、「人」もまた世界の輪を広げていくのですね。これってビジネスとしても「三方良し」だし、何より社会貢献になる。日本人選手の活躍の場を増やすことで、現地も潤すという一石二鳥のアイデア。スター選手にサポーターを呼ぶ力があることは、すでに実証済みですね。
日本のサッカー少年・少女たちだって、これからは日本だけで考えていくべきではないし、それは物作りも同じ。グローバルに視野を広げていかないと、バランスの取れない時代が来てしまうと私は思うので。
岩崎さんって一体、何者? そう思って私の提唱する人間学「13導」で調べてみたところ、ジャジャーン、1番の「スターター」でした。なるほど、人の先を行く頭脳を持つわけだと納得! これからもサッカーとビジネスをつなげ、人と物が循環していく社会を実現していってください。