オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!
DNAを受け継ぐ人体の神秘。しかも、それだけではない!? 自然の力を知って身体の中に取り込むコトで、自分だけでなく家族にも変化が訪れるかもしれません。
シアトルの皆さん、こんにちは! 日本は年々、冬が突然来るような気がしています。「暑い」と思っていたら、翌日には「寒い」という……。そんなわけで、人もバランス崩しちゃいます。実は昔、科学に造詣の深い方に、いつかこうした周期になると言われていました。私が生きている年月も、大きな歴史の流れの中ではほんのひと握り。そう想像すると感慨深く、この世では目に見えるものだけでなくて自然と共存するコトも意識しないといけないのだ、と思うのです。最初から珍しく真面目に語ってしまいました(笑)
さて今回の話は、先に申し上げますと、知識人の方は突っ込まないで流して読んでいただきたい。あそこのワンコは飼い主に似ているとか、夫婦で似てきたとか、そんな説もあながち不思議ではないというコトです。カップルはキスをするし、ワンコも飼い主の顔をベロベロと舐めます。そう、口内細菌や常在菌が影響しているんだなというコトなのです。私の母は医者家系に育っており、以前に似たような話をしておりました。過去のボーイフレンドも将来に影響するから、ちゃんと選びなさいよ、と。どうしてそんな話になったのかは、ここではとても書けたものでもないのですが(笑)
人はDNAを持っており、両親からその核DNAを引き継ぎ、身体やあらゆるものの形成に影響を受けます。一方でもうひとつ、ミトコンドリアDNAというものがあり、これは母親からしか遺伝しないと言われているそうなんです。ここがいちばん伝えたいポイントで、つまり母親からのみ引き継げるDNAが存在するわけなのですよ。人間は、ミトコンドリアに蓄えられたエネルギーの元、ATPを必要な時に利用して生きています。母からもらったミトコンドリアは当然、自分にも子どもにもフィットするだろうし、免疫にも関係してくるのではないかと思うのです。
ここで少し自然界の話に移動しますが、共食いは良いシステムと聞きました。たとえば、トマトの苗を植えて実をつけたら、落ちたトマトを土に入れると、そのトマトに合った土になる。自家製味噌も、自分が作った味噌は自分の体にフィットするという話です。私が手作りした味噌は常在菌によって他の人と同じ味にはならず、自分やうちの娘たちの体に合った味噌になるはず。母親の握ったおにぎりがおいしく感じるのも同じで、母親の持つ菌が食材と混ざり合い、子どもが受け継いだDNAとマッチするのだとか。もちろん母親だけでなく、父親にも言えるコト。味噌造りの際は、ぜひ夫婦一緒にどうぞ。お父さんも手を突っ込んでみよう!
ベランダ栽培の野菜なんかも、家族全員に寄り添ってくれる優しい野菜に育つので、トライしてみてもいいかもしれませんね。自分由来の野菜で栄養を吸収しやすくすれば、免疫効果アップも期待できそう。私も味噌作りします! 名付けて「お役割鑑定士作・菌入り味噌」。読者プレゼントにどうですかね? 鑑定士の抜群の運気をシェアできると思うのですけれど……。
私が幼い頃に聞いた母の話とも重なり、こんな便利な時代だからこそ、人としての知恵を取り入れて生きていくのも大切かもな、と思った次第。人それぞれ、さまざまな持論はあるでしょうが、あくまでその一説というコトで。味噌の話を教えてくれたのは、盆栽家の女性。次回のコラムに登場する予定ですので、お楽しみに!