こんにちは、みやざきみわです。日本は立春を迎えました。2月3日の節分には「福は内~♪」と豆をまいて、これから始まる一年が災いの無い一年になりますようにと願うのです。日本には四季があり、立春、立夏、立秋、立冬によって季節が分けられます。中でも一番新しい季節、春の始まりが「立春」つまり2月4日です。節分とはその前日に祈る行事なのですね。
最近はコラムで恋ネタの話をすることが多いので「恋愛マスターですか?」なんて声をかけられて調子に乗っている私ですが、今回はちょっと離れて、豆まきの話をしたいと思います。
豆まきは日本の文化です。この話は日本神話である『古事記』の中に意味が書かれています。実は、豆は桃の代用品なのですよ。桃をまいたらあたり一面ひどいことになってしまいますものね、だから桃の代わりに豆を使ったのです。
日本古事記では、イザナギの神とイザナミの神が結ばれて国が生まれていくのですが、火の国を産んだ際にイザナミは死んでしまいます。黄泉の国へ行ったイザナミを諦めきれないイザナギの神は死後の世界を訪れて、そこで鬼に追いかけられてしまいます。その時に桃の実を投げてなんとか助かったのです。桃には邪気を払う力があるそうです。それにあやかり、邪気払いとして今でも桃を育てている地区もあります。
やっぱりまた恋愛の話に戻りますね。このイザナギとイザナミのカップルは、最初はまったく上手くいきませんでした。理由はイザナミから先に声をかけたから、つまり女性から告白したからだというのです。「やっぱり女性には男性から声をかけましょう」というストーリーなのです。男性リードには私も大賛成。文化や習慣の中で変化することも多々あるけれど、基本的な考え方は太古の昔からずっと受け継がれているのです。ありのままを推奨している私も、恋愛関係の相談には「男性がリードしないとダメ!」と伝えます。そこは譲れません。「自分の恋は私が先にアプローチしたんだけど…」と思った女性の方は、次回のデートで彼にもう一度告白してもらいましょうね。
平等というのは、人ぞれぞれの役割によって成り立つものです。男性は女性より重い物を持てるし、女性は細々とした部分を助けることができます。「男性がリードすべき」という考え方は、男性自身を守るルールであったり、女性の資質を守るものであったりするのではないかと私は思います。できないことを互いに補い合い、助け合うのも会社やチーム、夫婦や恋人にまで関係する「ルールの魔法」かもしれませんね。
追伸です。先日うちの家の金魚が新聞社に取材されました。その翌日にはYahoo!ニュースのトップを飾り、テレビ局が殺到し、一躍日本一の有名金魚になりました。金魚の人生、いや魚生も分からないものです。次号のソイソースで「きんちゃん」をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。それではまた!
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