こんにちは。みやざきみわです。
「これからはどんな時代になるのでしょう?」と、よく聞かれます。私は、「時代の変化に真実が加速する」とお伝えしています。
真実とは、人の心で言えば「本音」や「正直であること」。人は、自分の心に素直に生きられないと、辛い出来事が起こったりします。
会社もそうで、偽装や不正などは、やがて明るみに出てきます。心が曇るような仕事をしているのが辛くなるのです。「家も会社も建物。一番大切なのは中にいる人」と良くお話しますが、世の中を動かすことの優先順位は人の心だと、多くの人が感じてきているように思います。
先日「俺、会社の評価が悪いんですよ」と相談がありました。私は「評価は過去」と答えました。評価ということはすでに過去であるということです。
私は製品にこだわりを持つある会社に人事で訪問していますが、ある時、同業他社における産地偽装の事件がマスコミを賑やかしました。私が訪問している会社はまったく関係していなかったのですが、業界全体が風評被害の影響を受けてしまいました。業界というだけで十把一絡げになってしまうのです。噂や評価って刃物にもなりますよね。
人のお役割をお伝えしていくプロセス「自分を知って他人を知って理解しあう」のに、入ってきた情報が正しいのか否かの判断も大切ですし、過去の評価に惑わされないということもいつも心に置いておくといいですよね。
あの子はこんな子。部下はこんな、上司はこういう人、と決め付けるのではなく、物事、出来事、人を、先入観なしに見るのが本当に大切なことなのではないか、と思います。真実で生きやすい世の中になるかどうかは、各人の心のあり方にかかっています。
先日ある方がこう言われました。「これまで少々汚い事をやってきた。けれどそのお陰で国は成長し、あのビルが建ったんだ」。これを聞いて皆さんはどう思われますか?私は時代の流れの象徴だなと思います。この方は国の役に立つ役割を果たされました。それが必要な時代だったのだとも言えます。
そしてこれからは、そのやり方を変えていく若者が現れてくるでしょう。世界は変わっては行きますが、その基軸は人の心です。変化の中にも色んな時代や年齢の人がパズルのように入り組んでいて、誰もが大切だということ。皆それぞれの生き方や思いがあり、誰もが異なりますが、誰もがこの世に必要なんですよね。
[お役割]