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黒ラブミックスのピノ編〜うちのペット自慢

黒ラブミックスのピノ編

プロフィール写真を見た瞬間、思わずスマホをグッと握り締め、全身が汗ばむようだったことを、今でも鮮明に覚えている。右目は明るい茶色、左目は白っぽくも見える薄水色の黒くて小さい子犬は、ピンク色の舌をペロンっと無邪気に出していた。これが愛犬ピノとの出会いだ。

運命の写真呼吸をしていない状態で生まれたためミラクルといううさんくさい名前が付けられていた過去は振り返らない女ピノ

ピノは2018年11月4日生まれの3歳。テキサス州で迷い犬だったメスの保護犬が生んだ子の1匹だ。名前の由来は大好きな漫画家、手塚治虫の代表作『ブラック・ジャック』に登場する助手の「ピノコ」。お転婆でワガママだけど、賢くて一途。まさにピノはそんな子に育っている。

1歳くらいの時まだ体が成長し切っておらず耳が少しピロピロしている

ピノは約半分がラブラドール、もう半分はグレイハウンドなどに代表されるラーチャー系の血が混ざっているため、スリムな体型で足が長く、頭も小さい。ダルメシアンと似た長さの黒い短毛は、若さもあってか何もしなくてもツヤツヤ。胸元に少しだけ白い毛があるのがチャームポイント。そして何と言ってもデビッド・ボウイの目! 興味のない人はさておき、犬好きにはたまらなく魅力的な外見をしているのだ。しかもフレンドリーな性格で頭も良い。散歩中に「すごくきれいな犬ですね」なんて声をかけられることは日常茶飯事。「あら、どうも」なんて涼しい顔をしながら、内心は毎回お祭り騒ぎでお神輿を担いでいる。

弱点は泳げないこと、困りどころは小動物を発見すると我を忘れること。ハンターの血が騒ぐのだろう、車道を横切るリスを追いかけて、何度転ばされそうになったことか。自然あふれるシアトルが恨めしくなる瞬間だ。

高い所に登るのが好きで運動神経抜群親私に似なくて良かった

混血の犬はピュア・ブリードよりも健康面で優れていると一般的には言われるが、チーズとアイスクリーム、パンが大好物のピノちゃん。上目使いで「ちょうだい(ワウーワウワウ)」と訴えかけられると、ついついちょっとだけあげてしまう。これからもながーく元気でいてもらうために、心を鬼にしている今日この頃。

(光/クイーンアン)

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