あなたの幸せに近づくヒント
手相、風水、占星術などをベースにライフコーチを行う植田詠子さんが、星の動きを読み解きながら、宇宙からのメッセージを毎月お届け。
南米チリ・イースター島へのひとり旅
島全体がUFO?
シアトルからマイアミ経由でチリの首都、サンティアゴへ入ると、そこから南太平洋に浮かぶイースター島までは飛行機で約5時間。有名なモアイ像は大小合わせて約1,000体あり、ほとんどは海を背にして島の内側を向いています。それは、モアイ像が島を守ってくれる先祖として造られたからだそうです。
三角の形状をしたイースター島は、その三方に休火山があり、ちょうど北の頂点と重なる位置に古代遺跡が広がります。馬か徒歩でしか行くことができないため、宿に馬を手配してもらったのですが、島の野生馬をただ捕まえてきたかのような暴れ馬……。溶岩が固まってできたらしい崖を通り、海から吹き上げる強風にあおられるたびに恐怖を感じながらも、必死に前へ進みました。
遺跡の洞窟では、古代の人々が崇めたという神が岩に掘られています。神秘的なムードが漂い、なんとなく宇宙人にも見えました。同行した現地ガイドによると、島そのものがUFOという説があり、土地の磁力が強く、ナビは狂って電子機器は壊れることが多いとのことでした。実際、私も写真を撮ろうとするとカメラがしばらく動かないということがありました。
モアイ像の目
イースター島ではそのほかにも不思議な体験をしました。到着してすぐ、夕日を見るためにタハイ儀式村に行くと、いくつかのモアイ像がありました。そのうちの一体になぜか引き寄せられ、近づくと左腕に感電したような痛みが1分弱走りました。左はエネルギーを受け取る側です。「変なエネルギーでも受け取ってしまったのだろうか」と、そのモアイ像を見上げていると、うっすらと茜色に染まり始めた空に、丸い虹が現われました。
旅をしていると雨が降ったわけでもないのに虹が見える時があります。それは、その土地の精霊から歓迎されているということ。エネルギーが強過ぎて、痛く感じただけだったのですね。あとで知ったのですが、そのモアイ像というのが、島内で唯一目がある特別なモアイ像でした。かつては石切り場から運ばれたモアイ像に神官が目をはめ込む儀式が行われていました。白目は白珊瑚、黒目は疑灰岩でてきています。目を入れることで、モアイ像にマナ(霊力)が宿ると信じられていたのです。過去の部族間の争いでは、霊力による敵のパワーを奪うために、必ずモアイ像を倒して目を粉々に破壊したそうです。
タハイ儀式村のモアイ像にはめ込まれている目はイミテーションで、本物は博物館に保管されています。ピラミッドは小さなレプリカを作成しても似たエネルギーを放つと言われますし、モアイ像もまた、オリジナルの目に似せて作ったイミテーションになんらかのパワーが宿っていてもおかしくありません。現に私も強いエネルギーを感じ取ったのですから。もしオリジナルの目を入れて入魂の儀式をすれば、どんなことが起きるのでしょうね。
丸石の持つ力
イースター島北東部のアフ・テ・ピト・クラには島の言葉で「光のへそ」または「地球のへそ」と呼ばれる丸石があります。個人的にはモアイ像よりもこの石のほうに引かれます。現地ガイドによれば、この石に額を当てると、宇宙からインスピレーションが降りてくるそう。作詞家の阿久 悠さん、漫画家の手塚治虫さんも訪れていました。阿久さんが旅行体験を元に作ったのがピンク・レディーの大ヒット曲「UFO」との逸話もあります。
私も石に額を数秒当ててみましたが、何も感じませんでした。しかし数時間後、レストランのトイレで鏡に映った自分の顔を見て、初めて異変に気付いたのです。額の中央に、石を当てた時の跡が10円玉くらの大きさで赤く残っていました。そして、翌朝には消えました。
チリからシアトルに戻る際、アメリカ国内の空港でセキュリティー・チェックのゲートを通過すると、係員に呼び止められました。「頭に金属片が入っているのでは。脳の外科手術か額の整形手術を受けたことがある?」とモニターを見せられたのですが、確かに額の中央がピカッと点滅しながら光っています。何かが電波を跳ね返して、脳を通過しないとのことでした。再検査したものの何も出てこなかったので、その場で解放してもらえました。
宇宙人が人体のどこかにチップを埋め込んでいるという都市伝説を聞いたことがあるでしょうか。それは「精神や体に悪影響を与えるものではなく、むしろ電磁波などの有害な物質から体を守るフィルターのような役割を果たす」とも言われます。それならば、むしろありがたいですね!