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誤情報に注意!正しいワクチン情報の見つけ方

新型コロナワクチンとブースター接種(追加接種)に関する誤情報が出回っています。おびただしい数のうわさやデマがあふれる中で、私たちが正しい知識を得るにはどうすれば良いのでしょうか。CDC(米疫病対策センター)によるキャンペーン「We Can Do This」では、よく見られる間違った情報を正すと共に、信頼できる情報の取得を呼びかけています。

資料・イメージ提供:CDC

新型コロナウイルス感染症に関する誤情報や誤解を生む表現は、SNSなどのオンラインで、あるいは日常的な会話で、形を変えながらいまだ広がり続けている。以下は、ちまたに拡散する代表的な新型コロナワクチンとブースター接種の誤情報となるので注意して欲しい。正しい情報も改めて確認しておこう。

:ブースター接種は、最初(1回または2回)のワクチン接種に効果がなかった人が受ける。

:最初のワクチンに効果があったとしても、有効性は時間と共に低下することが認められるため、ブースター接種を受けることで効果を持続させる必要がある。新たな変異ウイルスに対する免疫も期待できる。

:ブースターまでのワクチン接種を受けていれば、マスクの着用やソーシャル・ディスタンスは不要。

:ワクチンは感染リスクを大幅に軽減はするものの、混雑した換気の悪い場所などでは感染の可能性がゼロになるわけではない。2歳以上の全ての人が、ワクチン接種の有無にかかわらず、公共の屋内においてマスクを着用することは感染対策として引き続き有効だ。屋外でのマスク着用は個人の判断による。

:新型コロナウイルス感染症に対する治療法が増えてきたので、もうワクチン接種はしなくて良い。

:多くの研究の成果により治療環境は向上しているが、治療法の確立までには至らず、かかる前に感染を回避することが最善と言える。また、治療薬の供給は限られ、価格が高額なうえ、新型コロナウイルスの感染を予防するものではない。ワクチン接種は無料で提供されており、重症化、入院、死亡のリスクの軽減には今もなお効果的だ。

:新型コロナウイルス感染で得られる自然免疫は、ワクチン接種から得られる免疫よりも優れている。

:新型コロナウイルス感染症にかかった人も、ワクチン接種を受けることで、重症化に対する高い予防効果が得られる。最新のデータでは、ワクチン未接種の18歳以上の成人はワクチン接種済みの成人に比べ、感染率が5倍高く、入院する可能性は16倍にもなる。感染すれば、他者にうつすこともあり、ワクチン接種は周囲の人を保護するという役割も果たしている。

感染予防やワクチン接種に関しての判断は、信頼できる情報源から科学的根拠に基づいた正しい知識を入手してからにしよう。新型コロナワクチンとブースター接種について社会全体で共通の認識を持つことで、より多くの人が接種の完了を考えるようになるはず。つまり、こうした情報の共有が、新型コロナウイルス終息のカギともなり得るのだ。

ワクチンとブースター接種に関する正しい情報をチェック!CDC新型コロナワクチン総合サイト

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