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今年 48周年を迎えたRVショーを訪問

今年 48周年を迎えたRVショーを訪問
キャンピングカーは、英語ではレクリエーション・ビークルの略のアール・ブイ(RV)で、意味は「休暇を楽しむための車」。車内はどのようになっているのでしょうか? 最近のRV事情を追求すべく、5月2日から4日間開催されたRVショーに行ってきました。
取材・文:フォーリー由香
屋内外にずらりと並ぶRV

▲左:フィフス・ホイールの車内。キッチンやダイニング、リビングのスペースが確保されている。ベッドはキングサイズでトイレとシャワーは別 右:広々としたロフトが付いたフィフス・ホイール。はしごは壁に収納が可能

会場は、シアトルから車で約1時間のピュアラップのフェアグラウンド。30万スクエア・フィート以上ある広大な敷地には、競合するディーラー15社の多種多様なRVが新車、中古車問わず何百台も並んでいた。車内の設備や間取りを1台ずつ順に見たとしたら、とても1日では回りきれないほどの展示車数に圧倒された。

メルセデス・ベンツのRV内。コンパクトながら、必要なものはすべてそろう ▶︎

RVはアメリカ国内で普段からよく見かけるが、ノースウェストでも人気が高い。実際にワシントン州のピアース郡は、ひとりあたりのRVの所有台数が国内最大規模だという。

RVと一言でいっても種類は多く、分類の仕方や呼び名もさまざま。今回の展示場では9種類に分かれていた。それぞれフィフス・ホイール、モーター・ホーム、トラベル・トレイラー、クラスC、トイ・ハウラー、クラスB・バン、トラック・キャンパー、テント・トレイラー、オーバーランド・ビークルで、イラストで見ると形が異なり分かりやすい。

まずは自分の生活スタイルを考え、運転するかけん引するかで絞ると良い。けん引するタイプのRVには、フォードのFシリーズのような大きいトラックが必要な場合があるためだ。たとえば、フィフス・トレーラーというタイプはバスと同じぐらいかそれ以上の大きさで、オーブンや電子レンジ、食器洗浄機、両開きの冷蔵庫はもちろん、寝室が2部屋あるものまである。どれも家並みに充実した設備とおしゃれな内装だった。至るところに収納スペースが備わっており、機能的に設計されている。ただフィフス・ホイールは大きいので頻繁な移動は大変そう。休暇中に過ごす別荘? それとも引退後の住居? 人によって目的は違うだろうが、楽しみ方を考えると夢が膨らむ。

◀︎ ▲洗濯機や暖炉が完備されたRV

筆者が一番気になったのは、メルセデス・ベンツのRV。路上で見たことがある人も多いだろう。運転するタイプでクラスB・バンに分類される。バンサイズなので大きくはないが、キッチンやシャワー、トイレなど必要な設備は整っている。

会場には詳しく説明してくれる各ディーラーの店員がいて、疑問点はその場ですぐに聞くことができた。今回は不参加に終わったが、無料のセミナーも開催されていた。RVの金額もイベント用のお得な価格に設定されていて、購入を検討している人には非常におすすめのイベントだった。

2025年はルーメン・フィールド・イベント・センターで開催予定。ホームページをチェックして出かけてみよう。