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色鉛筆から学ぶ文化の違い

みなさん最近絵を描きましたか?

 

つい先日、参加しているクラブの用事で絵を描く機会がありました。そのために12本入りの色鉛筆を買っていざ書こうとすると、、、

 

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あれ、なにかおかしいぞ。

赤と赤?とむむむむむ、、、

私たち日本人におなじみの色、ピンク、薄橙がない!赤と赤オレンジっていう細かい色の違いはあるのに!

肌の色を塗る時に何色を使えばいいの!!!薄橙はどこ!!!

12色入りの色鉛筆でこんな文化の違いを感じるとは。

 

これが日本で私たちが一般的に買う12色入りの色鉛筆のセットではないでしょうか。

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写真引用amazon.co.jp

青、紫、赤、ピンク、オレンジ、黄色、黄緑、緑、水色、薄橙、黒、茶色。

 

そしてこちらが、私がベルビューカレッジのブックストアで買った12色入りの色鉛筆。

青、茶色、黄緑、紫、黒、水色、緑、黄色、赤オレンジ、白、オレンジ、赤。

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ここでみなさん、ん??と思いませんでしたか?

少なくとも私は思いました。

 

『薄橙』、、、??学校では肌色で教えてもらった気がするけど、、、

子供の頃に使っていた色鉛筆にも肌色と表記されていた気がするけれど、、、

 

実はなんと、この『肌色』という言葉、今では撤廃されているらしいです。

 

人種差別に対する問題意識から、人種・個人差・日焼けの度合いによって肌の色は異なるのに特定の色を肌色(フレッシュ)と規定することはおかしい、としてこの名称を避ける動きがあり、クレヨン・クーピーペンシル・絵具等で従来の肌色を薄橙(うすだいだい)やペールオレンジ (pale orange) 等と言い換える場合がある[1]。アメリカでは、たとえば1962年にCrayola社は肌色に相当する flesh の呼称を“peach”(ピーチ)と呼び変えている。日本では、2000年前後から大手文具メーカーが協議の結果として「肌色」という呼称の使用を取りやめるようになり、2005年から2006年頃には全てのクレヨンからこの呼称が撤廃された[1]。(Wikipediaより引用)

 

たしかに、世界には色々な肌の色をもつ人がいるので、“肌色”という色を一色に決めることはおかしいですよね。

 

そしてこれがアメリカの色鉛筆に薄橙がない理由でもあるのではないでしょうか。私たち日本人は子供の頃から肌は『薄橙』で塗ると教えられています(故意に教えられたわけではないかもしれませんが)。しかし、多様な人種がいるアメリカでは肌の色=薄橙だと決まっているわけではありません。だからこそ、薄橙の必要性がそこまでないのかもしれません。

 

ちなみに、私はこの後宇和島屋で12色入りのクレヨンを買い、絵を完成させました。(『薄橙』きっちり入っていました。)

 

普段何気なく使っていた色鉛筆からもカルチャーの違いを実感することができました。

世界各国の色鉛筆、クレヨンの色を比較してみたら面白そうですね!(卒業論文にしようかな)