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ワイン・テイスティングを満喫できる「テイスト・ワシントン」〜行ってきました

ワシントン州のご当地グルメが集結!

ワイン・テイスティングを満喫できる「テイスト・ワシントン」

取材・文:本田絢乃

3月6日から13日までルーメン・フィールドで開催されていた、全米最大規模のワインと食の祭典「テイスト・ワシントン」をソイソース・グルメ班が体験! ワシントン州ならではの豊かな味覚を心ゆくまで楽しみました。

3年ぶりの復活で最大級の盛り上がりに

料理のデモンストレーションを行うウェアーヤアットマットのシェフマットルイスさん
ビンゴ大会は30分ごとに実施各回優勝者にワインが贈られた

ワイン愛好家たちが毎年心待ちにしている春の風物詩、「テイスト・ワシントン」の開催は実に3年ぶり。1週間にわたるプログラムの最後の週末2日間は、最も人気が高い恒例イベント「グランド・テイスティング」でフィナーレを飾った。

今年はワシントン州を代表するワイナリーとレストラン約300軒が参加し、試飲・試食サンプルを提供。21歳以上が対象で、1時間早く入場できるVIPチケットを含め、6種類のチケット(129~299ドル)を販売。主催するワシントン州ワイン・コミッションが、シアトルでフード・イベントを手掛けるエス・イー・プロダクションズと新たなパートナーシップを結んだことで、トップ・シェフによる料理のデモンストレーションほか、ビンゴ大会、カラオケなどの参加型アクティビティーも加わり、来場者を喜ばせた。

エアースクリーム社によるカラオケトレーラーも登場3万5000曲以上がそろう

試飲できるワインは600種類超え!

ワラワラバレーのファウンドリービンヤーズのブースペットナットと呼ばれる完全無添加のスパークリングワインをお試しオーガニック栽培のブドウのみを使い軽くフルーティーな口当たりが特徴だ

カリフォルニア州に次いで、全米2位のワイン生産量を誇るワシントン州。アメリカ政府が認めたワイン用ブドウの栽培地域(AVA)は、州東部に位置するワラワラ・バレー、ヤキマ・バレー、コロンビア・バレーを筆頭に20カ所も存在する。

バション島のアンドリューウィルではカベルネフランとメルローのブレンド赤ワインをブドウは全て手作業で収穫されトラックでフェリーを経由しバション島まで運び込まれるそう

1,000軒以上あるとされる州内のワイナリーから、今年は230軒が出展し、試飲用に厳選した3本のワインを来場者に振る舞った。誰もが知る老舗や小規模ワイナリーなど、バラエティー豊かな顔ぶれが並び、会場は大盛況。特に時代の流れを汲んだサステナブルな取り組みや、オーガニックにこだわるワイナリーが存在感を増していた。

生産者の顔を見て対話ができるのもこのイベントの醍醐味

おつまみからデザートまで、フード・コーナーも大充実

会場にはワインと相性ぴったりなチーズや生ハム、パテなどのおつまみ系を中心に、試食サンプルも各種取りそろう。シアトル近郊にある50もの地元レストランが、自慢の料理や商品を持ち寄り、カレーやナチョスなどの多国籍な料理からスイーツまで選び放題! ひと口サイズなので、あれもこれもと目移りしてしまった。

ザフィッシャーマンズシアトルによる贅沢なクラブトーストをたっぷりのチーズと共にバーナーでチーズをあぶるパフォーマンスも
ファーマーズマーケットでおなじみのカスケーディアミーツでは鶏レバーのムースとベリーのコンポートを合わせたフィンガーフードが並んだ
ベルズクッキーカンパニーは大きなクッキーを丸々1枚配る大判振る舞いマルドンソルト入りのチョコレートチャンククッキーは甘じょっぱさが癖になる味

本田 絢乃
大阪府出身。2021年3月より、夫の赴任によりシアトルへ帯同。東京で約10年、ファッションPRの仕事に従事していた。趣味はカフェ巡り、バレエ鑑賞、アート。