夏がきた!
シュリンプ・シャック
シアトルから北へ車で1時間半ほどのところに、デセプション・パス州立公園がある。そのすぐ近くのシュリンプ・シャックで販売されるエビがヤミツキになるおいしさとの情報を聞き付け、早速友だちと行ってみた。毎年5月から9月までと、期間限定の地元の味覚。エビは大好物なので、いやがうえにも期待は膨らむ。
到着したのは午後3時。ランチには少し遅めの時間にもかかわらず、想像以上に混んでいた。タコスとポップコーン・シュリンプを注文すると、待ち時間は30分。その間、殻付きでボイルされたエビを、同僚へのお土産含め10パウンドほど購入する。
さて、タコスとポップコーン・シュリンプのお味は? 揚げ方が良いのか衣がサクッとしていて、大満足のクオリティー。特にポップコーン・シュリンプは今まで食べたエビフライの中で一、二を争うほど。これはぜひ試してもらいたい。
デセプション・パスをゆっくり観光し、帰宅したのは3時間後のこと。買ったエビはかなりの量だ。早めに食べるのが良いだろうと、2パウンドのみキープし、3パウンドは近所にお裾分け。残りは同僚向けに分けておいた。肝心の味だが、時間が経ってしまったこともあるのか、個人的にはそこまでおいしく感じなかった。
ちなみにエビは氷付きで二重のビニール袋に入っていたものの、車での移動中に漏れた汁が防水マットを抜けて下のカーペットにまで到達。そこから1週間は車に乗るたび、エビ特有の生臭さに悩まされた……。もしエビを買う予定なら、クーラーボックスをお忘れなく
ハイキングにイベントに大忙しの週末 5月中旬には同僚と共に、ハイキングへ出かけた。ラトルスネーク・レッジ・トレイルは、地元ではかなり知られた映えスポットだが、金曜早朝ということもあり空いていた。往復 4マイルと短めのトレイルはやや物足りないものの、道中はおしゃべりも弾み、楽しいひと時を過ごせた。
翌日土曜日には別の友だちとパイクプレース・マーケットへ。「第15回フラワー・フェスティバル」が行われていて、かなりのにぎわい。活気あふれる様子に、うれしい気分になる。ここまで長い道のりだったが、ようやくコロナも収束かと思えた。
午後はユニバーシティー・ビレッジでゆったりしたあと、母校のワシントン大学、シアトル校キャンパスへと向かう。この日に行われる、ワシントン大学日本人学生会(JSA)主催のお祭りが目的だ。会場では、後輩たちがダンスや模擬店での接客に奮闘している姿を見ることができ、頼もしく思う。同時開催されていた台湾ナイト・マーケットに少し立ち寄ってみると、こちらも大盛況だった。
最近、いくつかのミートアップに顔を出し、新しく友だちができたため、外出する機会が格段に増えた。いつも夏にスケジュールを詰め込み過ぎて、寒くなる頃には気持ちが燃え尽きてしまうので、今年は休みを定期的に取りながらシアトルの夏を満喫したい。