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今、お茶もアツイ! ノースウエスト・ティー・フェスティバル体験記

今、お茶もアツイ!
ノースウエスト・ティー・フェスティバル体験記

今年で12回目を迎えたお茶の祭典、ノースウエスト・ティー・フェスティバルが9月28日・29日にシアトル・センターで開催され、大勢のお茶愛好家が詰めかけました。

ブースによっては試飲だけでなくお茶の歴史からペアリングまで学べる

世界各地のお茶を、その文化背景から歴史まであらゆる面を通して体験できるこのイベント。開場となる午前10時に会場に着くと、そこにはすでに長い列が。入場と共に試飲用カップとエコバッグが配られた。会場に入ると、お茶を取り扱う会社やカフェなど59ものブースがずらり。その中には日本茶を取り扱うブースもある。「Matcha」という言葉も浸透しているほど全米でブームなだけあり、たくさんの人が見受けられた。

スギモトアメリカのブース急須で丁寧に淹れてくれたお茶と抹茶はとてもおいしかった

静岡県の杉本製茶の支社としてシアトルにオフィスを構えるスギモトアメリカのブースでは、人気のオーガニック抹茶を始め、数種類の日本茶が試飲できた。また、抹茶をたてる茶せんや茶碗なども販売され、来場者は興味深そうに商品を手にしていた。同社の茶葉のこだわりは、工程の最後、乾燥させる作業を長く取ること。そのおかげで、香りがとても良くなる。煎茶と玄米茶が売れ筋で、煎茶は「深蒸しのお茶」と言い、蒸す工程を普通のお茶よりも少し長くすることで、茶葉はバラバラになるが味はおいしくなるそう。抹茶は料理やスイーツ作りにも使え、シアトルでも浸透しつつある。カフェインが苦手な人には、ほうじ茶がおすすめとのこと。

築地に本店がある寿月堂の柚子煎茶は柚子の香りがふわっと香りさわやかな味わい

そのほかのブースでも、その場で試飲して、気に入ったら購入できるのは同じ。普段はオンラインでしか販売されていないお茶もあった。2日間のイベントを通してワークショップも多数行われ、ティー・カッピングから、日本茶文化紹介、ティー・カクテル作りまで多彩。このイベントを通して、世界中から集まったお茶について楽しく学ぶことができた。コーヒーで有名なシアトルだが、お茶の人気もまだまだ続きそうだ。