アメリカのチアリーダーを想像してみてください。きっと学園ドラマに出てくるようなゴージャスな人々が思い浮かぶと思います。
私は日本の大学でチアをやっていますが、私自身はそんなに華やかで明るい性格ではありません。留学中もチアを続けたい、でも、こんな私がアメリカでチアなんてできるのだろうかと思っていました。
そこで見つけたのが、「チア・シアトル(CHEER Seattle)」です(以下CSEA)。この団体は大人のみが所属するボランティアチームで、週に1回の練習を行っています。シアトル周辺イベントでのパフォーマンスやお手伝いで募金を募り、そのお金をLGBTsの団体を含む、地域の健康とウェルネスを推進する団体に寄付をすることが目的です。
CSEAでチアリーダーとしてシアトルのイベントに参加する中で、チアの本質を再確認することができました。チアは本来、誰かを応援することを指します。CSEAのチームメイトは、とても温かい雰囲気で私を迎え入れてくれました。みな多種多様なバックグラウンドを持っていますが、シアトルの人々を盛り上げ、応援したいという気持ちは共通で、活動している内に私も勇気付けられていることに気が付きました。CSEAはいつの間にか、私の留学生活における心の拠り所になっていました。
CSEAは性別、経験、バックグラウンドを問わず大人なら誰でも参加できるアットホームなチームです。チアをやってみたい、ダンスは気が引けるけどシアトルをもっと知りたい、新しいことを始めてみたい、そんなあなたが活躍できる場所です。
CSEAは夏にかけてたくさんのイベントに参加予定ですが、特に毎年恒例の、シアトル内でも大きなLGBTsイベント「シアトル・プライドパレード&フェスティバル(Seattle Pride Parade& Festival、6月25日開催)」は必見です。私も帰国前最後のイベントとして出演する予定です。シアトルプライドを感じられる熱いイベントなので、ぜひ足を運んでみてください!
詳細:
チア・シアトル: cheerseattle.org
シアトル・プライドパレード&フェスティバル イベントホームページ:seattlepride.org
吉田雛子(よしだ ひなこ)/ソイソース インターン
■東京都出身。2016 年9 月からワシントン大学へ留学。大学で始めたチアリーディングをきっかけに、スポーツ応援にハマる。その他趣味は料理、漫画など興味の赴くままに幅広く手を出している。