アメリカ初!
スノーピークのキャンプフィールド②
取材・文:加藤良子
ソイソース誌面には載せきれなかったスノーピーク・キャンプフィールド・ロングビーチの予約方法、キャンプ用品のレンタル費用や、画像などをまるっと紹介します。
▲チェックインカウンターは、ホテルのよう ▼ライトアップされたエントランス
キャンプサイトの予約は、キャビンの「住箱」とテントサイト、日中のみの利用とは3種類から選ぶことができる。
テントサイトは、テントのレンタルや設営、撤収までをサポートしてくれる「テントスイート」と、自身でテントを設営する「フィールドサイト」の2種類がある。
テントスイートは最大4人まで宿泊でき、料金は120ドルから予約を受け付けている。キッチン用品やコップなどのカラトリー、テーブルや焚火台などさまざまなスノーピーク商品のレンタルや露天風呂へのアクセス権が含まれる。持参するものは、衣類やブランケット、タオルや食料などに限られ身軽でキャンプに臨めるところが特徴だ。
テントを持参する人はフィールドサイトの予約となり、1カ所につきミディアムサイズのテント2つで最大6名、ラージサイズのテント2つで最大8名までが利用可能。アメニティには露天風呂へのアクセス権や焚火台、椅子のレンタルが含まれる。料金は40ドルから。
キャビンの「住箱」は130ドルから予約ができ、クイーンサイズベットと簡易キッチン、トイレが備わっており、ホテル滞在のように過ごすことができる。大人2名と子ども2名まで宿泊が可能だ。
宿泊はせずサウナや露天風呂、キャンプストアのカフェのみ訪れる場合は、2時間の滞在で35ドルから利用ができる。宿泊の利用料金はシーズンや曜日によって変動するので、予約時にウェブサイトにて確認をしてほしい。
▲ホテル滞在のようにキャンプを楽しむことができる
▲アースカラーで統一されたキャンプ用品
フィールドサイトを予約する場合でも、テント用品をレンタルすることが可能だ。ホームページの予約画面でフィールドサイトを選択した後、タキビ・キット(1日49ドル)、キッチン・キット(1日59ドル)または、テントとタープ・キット(1日89ドル)の3種類から選べる。タキビ・キットでは焚火に使える道具、キッチン・キットでは調理に必要な道具のセットで、貸し出しするものは全てスノーピークの商品だ。タキビ・セットに含まれている「ジカロテーブル」は用途に合わせてさまざまなスタイルに変形できる4枚のテーブルトップでできており、囲炉裏のようにも使える。火ばさみや火かき棒、マグカップなどを置くのにちょうど良いサイズだ。もちろん、アメニティの焚火台ともぴったり! テントとタープ・キットにはマットやシート、ポールやペグ、ハンマーのほか、スノーピークの商品でベストセラーを誇る「アメニティ・ドーム」のミディアムサイズが含まれる。中で立って作業するのに丁度良い高さかつ、風のダメージを受けにくい低さで作られており、耐久性の高いテントだ。充実のレンタル内容に手ぶらでキャンプを楽しめる。
▲露天風呂は林に囲まれていて、空気がおいしい
▼デイユースで、露天風呂やサウナだけの利用も可能だ
スノーピークの商品は、アースカラーで無駄のない洗練されたデザインが特徴。チタン製の商品は頑丈で、テントに使われる素材も高品質。価格帯はやや高い商品が多いが、一つ購入するとほかの商品も買いそろえたくなる魅力をもつ。根強いファンが多く、取材時に知り合ったスノーピークファンは「痒いところに手が届く気の効いたデザインが好きで、英語の取り扱い説明書が無かったころから購入してきた」という。数年前より取り扱い説明書に英語が加わるようになったことが嬉しいと語っていた。焚火台は使い勝手が良く、筆者もさっそく購入し独立記念日で使用、この夏大活躍しているアイテム。スノーピーク沼にハマってしまいそうだ。スノーピーク商品が気になっていて買おうか迷っているけれど、なかなか手が出しづらいという方にはぜひレンタル・キットで使い心地を一度試してほしい。
キャンプで必須となるマッチや着火剤などはもちろん、食品やアパレル用品を販売するキャンプストアも充実し、忘れ物をしても安心だ。冷凍食品コーナーにはアイスクリームや冷凍肉まんなど意外な商品も販売され、見ているだけでワクワクした。
忘れがちなシャンプーや歯磨き粉、日焼け止めやサニタリー商品も販売しており、至れり尽くせりの品ぞろえだ。もちろん、アメニティの焚火台やレンタルされている商品も販売されている。実際に使ってみて、購入したい! という方はぜひキャンプストアをチェックしてほしい。
初心者にとってキャンプ用品は何から買いそろえたら良いかわからないが、まずはレンタルをして楽しんでみると新しい世界が開けるかもしれない。
昼間は暑くても、夜は肌寒くなることも多いワシントン州の夏。ホットココアやホットワインを飲みながら焚き火を囲ってみてはいかがだろう。