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バーローズマウンテン(レニア山サンライズ側) Burroughs Mountain

今月は北東側からレニア山をのぞむサンライズのベストハイクをご紹介します。Bouroughs Mountain

サンライズへの道路は雪のため閉鎖されることが多く、雪解けの草原が姿を現す夏の3カ月間がハイシーズン。特にワイルドフラワーが咲き乱れる8月は最高です。ビジターセンターのパーキングエリアは標高6,400フィートで、同国立公園内で車で来られる最高地点です。パーキングへ至る道路上ですでに360度の絶景が眺められるため、晴れた日には多数のアマチュアカメラマンが道路脇に陣取っています。ワイルドライフの宝庫でもあることから、周囲の山肌にマウンテンゴートの群れ、緑の谷間にブラックベアを見つけることも珍しくありません。レニアの属峰であるリトルタホマが頂上脇に突起し、北側にはフリーモント山へ続く長い稜線が見えます。レニア山がこれほど至近距離に見える場所は他にないかもしれません。

サンライズ・パーキングから右手の稜線に向かって伸びている幅の広いトレイルをすすみます。稜線に着いたら左に曲がり、小さな池のようなフローズン湖(Frozen Lake)に向かって約1.5マイルのトラバース。観光客による土壌侵食が進んでいるため、トレイル以外の場所を歩くとレンジャーから厳しく注意されますので気を付けてください。

フローズン湖で左折したら徐々に登り道になります。バーローズマウンテンには3つの頂上があるので、まずは1つ目を制覇。2.7マイル地点でファーストバーロー(7,200’)。そこから更にもう1マイルアップダウンを続けるとセカンドバーロー(7,400’)。ここまで来ると観光客の姿はもはや見えません。レニア山は更に接近し、エモンズ氷河のクレバスが迫力を増します。頻繁に起こる表層雪崩やロックスライドの爆音が聞こえると、自分はレニア山の懐に包まれていると感じます。余力が残っていればここから更に歩を進め、サードバーロー(7828’)に挑戦してください。サードバーローの頂上はゴツゴツした古代の溶岩が剥き出しになっていて、反対側のウィンスロップ氷河(Winthrop Glacier)の荘厳な美しさに目を奪われます。ここまで来ると完全に山と一体化している感覚に襲われます。往復9マイル、標高差2,600’。

行き方:EnumclawからSR410 を東進。Greenwater を過ぎ、White Riverから入園してSunrise Roadを14マイル行く。要国立公園入園料

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