Home 観光・エンタメ シニアがなんだ!カナダで再出発 オカナガン川沿いの旅

オカナガン川沿いの旅

BC州中南部にあるオソヨーズ市のウォーターマーク・ビーチ・リゾートホテル(Watermark Beach Resort Hotel)の割引オファーが手に入ったので、シーズン直前の6月中旬に2 泊を予約。それにワシントン州ウインスロップのサンマウンテンロッジ(Sun Mountain Lodge)の割引パッケージを加えて3 泊
4日にし、シアトルの友人を呼び寄せてバンクーバーから出発した。

オソヨーズ湖及び市
オソヨーズ湖及び市

3 時間のドライブをしてオカナガン(Okanagan)湖南西岸のペンティクトンに着く。オカノガン川沿いのハイウエイを米国ワシントン州境の直前まで1時間走ると、オソヨーズ湖を東西に挟んでひっそりたたずむ同名の町がある。ここは夏になると平均水温24° Cと、カナダ中で一番温かい湖水になり、家族連れや若者が押し寄せる。途中にはワイナリーがひしめいており、テイスティングも楽しめる。目的の宿はウオーター・フロントにドカンと構え、ロビー、部屋、屋外プール、ジャクージー、すべてにおいて丸。翌朝、近くのコミュニティーセンターでピックルボールに参加。今や旅先の楽しみのひとつだ。20人のシニア男女が元気よくプレーしている。皆なかなか上手で、フレンドリー。おかげで少しながらも地元民と話をすることができた。
夕食はピックルボールで会った婦人のすすめでイタリアンのコンビビア・ビストロ(Convivia Bistro) へ。「ぜひ試して」と言われていた羊のすね肉(Braised Lamb Shank C$27)とカモの胸肉(Duck Breast C$31)を注文。店のマダムが「主人はフランス国境に近いイタリア地方の出身だから、フレンチっぽいものが多いのよ。おいしいでしょう?」と自慢するとおり、とても美味。こんなに素敵なレストランがあるならまた来よう、と思った。
翌朝はお茶専門店のカフェ、ニューリーフティー&ギフトカフェ(A New Leaf Tea and Gifts Café)でべジオムレツと(C$8.50)とベーグルまたはマフィンにチーズ、ベーコン、卵などが付いたブレックファースト・サミー(C$6.50)。安いのに丁寧に調理されている。「シーズン中は値上げする店が多いが、当店はしない」と言う。こういう店は好きだ。
(次号につづく)

[カナダで再出発]

武田 彰
滋賀県生まれの団塊世代。京都産業大学卒業後日本を脱出。ヨーロッパで半年間過ごした後シアトルに。在シアトル日本国総領事館に現地職員として39年間勤務。政治経済や広報文化などの分野で活躍。ワシントン大学で英語文学士号、シアトル大学でESL教師の資格を取得。2013年10月定年退職。趣味はピックルボールと社交ダンス。