雨の日のお出かけが楽しくなるインドア・アクティビティー〜PART① ART〜

2023年12月20日

本場シアトルで学ぶラテ・アート

アンカー・ヘッド・コーヒー

アンカーヘッド・コーヒーは、ジェイク・ポールソンさん、マイク・スタイナーさんの同級生コンビが2013年に共同で設立した、独立系ロースターの注目株。自宅で作ったコールド・ブリューのコーヒーをファーマーズ・マーケットで販売することから始め、2016年にシアトルのダウンタウンに1号店をオープンしたのを皮切りに、現在はキャピトルヒル、パイクプレースにも店舗を構える。

トレーニング・ルームを備えるキャピトルヒル店で2022年12月からスタートし、口コミで評判なのがラテ・アートのクラス。月に数回、不定期で開催され、定員4名、参加費は3時間で150ドルとなっている。ドリンク1杯の引き換え券と10オンスのコーヒー豆付きとはいえ、決して安くはない。しかし、少人数制でバリスタから丁寧に指導してもらえる貴重な機会とあって、希望者が絶えないそう。予約は公式サイトからEventbriteを通して行える。

anchorhead1-1 | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — キャピトルヒル店は1 階がカフェで地下にキッチンとトレーニングルームを併設する

知識を頭に入れたら、いざ実践

クラスを教えるのは、トレーニング・マネジャーのブランディー・ハードマンさん。バリスタ歴15年以上のベテランだ。まずは座学で、ラテ・アートに必須の技術、「ミルク・スチーム」の基礎をお勉強。次に水を使って練習を繰り返し、ミルクを注ぐ動きを身体にたたき込む。

そして、ようやく実践へと移るわけだが、まずはブランディーさんがひと通り実演。それを手本に、参加者たちがひとりずつ手順をこなしていく。やはり前述のミルク・スチームが最も重要で、味が左右されるのはもちろん、アートの出来栄えも変わってくる。座学で学んだ知識と集中力が必要な工程だが、わからないことがあればブランディーさんにその都度聞けるので心配無用。

anchorhead12 | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — あまり英語が聞き取れなくても身振り手振りが入るのでわかりやすい

クラスではラテ・アートの基本「モンクズ・ヘッド」ほか、ハート3種類を習得できる。それぞれ2回ずつ練習し、あっと言う間に終了。自宅にエスプレッソ・マシンを購入したばかりの人、ラテ・アートに興味のある人のほか、コーヒーの街、シアトルならではの体験をしたいという人にもおすすめだ。

anchorhead2 | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — クラス終了後カフェにある商品の中から好きな豆を選んでお持ち帰り

ラテ・アート作りの手順

クラスでは、最初の豆を挽く工程から、しっかりと手順を学びます。

この日のベスト・オブ・ラテ・アート

モンクズヘッド

カップの中央に円形の模様を描く
ラテ・アートの王道

シンプルなハート

ミルクの注ぎ終わり、円を切るように手を動かすとハートが完成

レイヤー・ハート

変化系ハート。左右にピッチャーを振りながらミルクを注ぐと、レイヤーが入る

ダブル・ハート

中央に大きなハートを描いたあと、さらに小さいハートを作ってつなげる

Anchorhead Coffee & Bakery
Capitol Hill 1115 12th Ave., Seattle, WA 98122
営業時間：月～金 7am～4pm、土日 8am～5pm
※2024年1月のクラスは、20（土）・28（日）12pm～を予定☎206-222-2295 料金：$150
https://anchorheadcoffee.com

学びとコミュニティーのつながりを促進

ザ・ワークス・シアトル

works6 | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — 和気あいあいとした雰囲気なのでひとりで訪れても問題なし

2018 年にケリー・フェランさんによって設けられたアート体験スタジオ。対面式のワークショップやクラス、自宅向けの DIY キットを通じ、さまざまな学びを提供している。2023年 9 月、拠点をパイオニアスクエアからフリーモントへ移したばかりだ。

大人がくつろぎ、人とつながり、創造性を探求することを目的に、クラフト、フード、ボタニカルなど、毎月 10から15クラスを幅広く開講する。各クラスはプロの講師が指導し、必要なものは全て料金に含まれるので、手ぶらで参加OK。たった5ドルの手軽なクラスから、やや値が張る本格的なクラスまで、幅広く用意されている。公式サイトのカレンダーをチェックして、気に入ったクラスがあれば予約をしてみよう。