ホー・レイン・フォレスト＆ワイルド・ウェーブズ・テーマ＆ウォーターパーク

オリンピック国立公園内の温帯雨林
ホー・レイン・フォレスト

シアトルから車でおよそ4時間！

ホー・レイン・フォレストは、世界で唯一とされる針葉樹の温帯雨林だ。この原生林には、樹齢100年から1,000年以上の巨木が立ち並び、雪をかぶった山々や海岸線などさまざまな自然風景を楽しむことができる。

ホー・レイン・フォレスト観光案内所の看板▶︎

太平洋から運ばれる湿った空気がオリンピック山脈に閉じ込められるため降水量が多くなり、結果、独特の微気候が生まれる。微気候とは、地形や風通し、太陽光の反射などにより同じ地域でも局所的に異なる気候条件が現れる気象現象のこと。この気候により100メートル上空までそびえ立つ大木は苔に覆われ、ここにしかない神秘的な光景を生み出している。

新緑の色をした川の水が美しい

◀︎ 異世界を思わせる苔で覆われた森林

森の中にはピクニックエリアやキャンプ場もあり、のんびりと自然をエンジョイできる。ビジター・センター近くの森の中を歩くミニ・トレイルや、苔に覆われた木々の間を抜けるホール・オブ・モス・トレイル、針葉樹の温帯雨林の中を歩くスプルース・ネイチャー・トレイルなどがあり、いずれも短め。散歩しながら森林浴を満喫できる。

子どもから大人まで水陸両方楽しめる
ワイルド・ウェーブズ・テーマ＆ウォーターパーク

シアトルから車でおよそ1時間！

4人乗りのウォータースライダー、ズーマ・フォールズ

今年の5月18日に営業を再開した70エーカーを誇るワイルド・ウェーブズ。４つあるローラーコースターはハードなアトラクションに挑戦したい人にぴったり。家族や子ども向けの乗り物のほか、流れるプールやウォータースライダーなど盛りだくさんで、夏のレジャーにうってつけだ。

眺めるだけでも癒される園の目玉、ウェーブ・プール▶︎

入口近くにはウェーブ・プール。波をかき分けて泳ぐはもちろん、４列ずつ並ぶビーチベッドに寝そべってリラックスするのも気持ちが良い。プールを囲うように設置された屋根付きのプライベート空間カバナは、予約制で有料だが、家族連れには快適だろう。

スリルを求める人には、25メートルをまっすぐ自由落下するアトラクションがおすすめ。ブレイン・ドレインと名付けられたドロップ・タワーは、その名の通り3G相当の重力にアドレナリンが大放出！ 122センチ以下の子どもたちには、5メートルの高さのフロッグ・ホッパーがおすすめだ。

▲空中を360度回転するワイルド・シング・コークスクリュー

イベントも多数予定されているため、出かける前に公式サイトのカレンダーは要チェック。毎週木曜日は、ウェーブ・プールの中から映画鑑賞ができる「ダイブ・イン・ムービーズ」を8月いっぱい開催中。珍しいものでは、９月10日(火)に「ワグズ・アンド・ウェイブズ」という犬限定のスイム・デーも予定されている。10月４日（金）から11月3日（日）にはハロウィン・イベントの「フライト・フェスト」も。いろいろなイベントに参加したい場合は、無制限で入場できるシーズンパスを購入しておくとお得だ。スリルと水しぶきいっぱいのワイルド・ウェーブズ・テーマ＆ウォーターパークにこの夏訪れてみてはいかがだろう？