そよ風に吹かれながら春の草花を楽しむ良い季節になってきました。今週はグラニットフォールズ付近で一番ポピュラーなハイクをご紹介します。 ピルチャック山は片道2.7 マイルで標高差2,300フィートという中級ハイク。頂上には1921年建立の山火事を見つけるために建てられた火の見櫓があります。 崖のてっぺんから空中に躍り出すように建てられた小屋は予約をすれば宿泊も可能。そこから見渡す胸のすくような360度の景観。この山に人気が集中する理由がわかります。
スタートしてすぐに飛び石伝いの渓流渡りがあるのでトレイルはぬかるみのことが多く、運動靴では登れないので要注意。最初の1 マイルは森林ウォーク。勾配はさほどきつくはないものの、一定のペースで登りきらないと急坂が延々と続くような感じがします。浸食防止の木組みの階段もあり、歩きにくいところもあるので注意して登ってください。 突然景観が開け、ロックガーデンのような岩場が始まります。ここからトレイルはわかりにくい場所も出て来るので、必ずオレンジ色のサインに従ってください。岩場ではコースを外れると足場が極端に不安定になり、落石が発生することもあるので、コース上を歩くのが鉄則です。頂上まで岩場歩きが続きます。捻挫しないようにゆっくり歩いてください。
森林帯を抜けるとレニア山、ピュージット湾やオリンピック半島が見えてきます。登れば登るほど景観が開け、心が浮き立ってきます。 稜線に出たところで登り終了。今まで見えなかった反対側の絶景が目に飛び込んできます。苦労して山頂に登った人にしか味わえない貴重な瞬間です。頂上の標高は5,344 フィート（1,629メートル）と結構な高さ。いつも見られるとは限らないので、必ず天気のよい日を選び、天候急変に備えて雨具や防寒具、汗をかくと急激に冷えるので着替えのアンダーシャツ等、必需品は携帯するようにしてください。 山小屋に入りたい人は、スリルのある岩場と梯子登りがありますので、滑らないように注意して小屋の内部を見学してください。
行き方：Granite Fallsの終点T路を左折（Mountain Loop Highway）。10マイル地点にレンジャーステーションがある。ここでトイレ休憩がおすすめ（Verlot Ranger Station-Public Service Center）。1マイル行き、橋を渡った直後に右折し、6.8マイル進む。途中Heather Lakeのトレイルヘッドを通過する。最後の1マイルは凸凹道なので運転に注意。要NWパス。トレイルヘッドは盗難が多いので注意。地図はGreen Trails Granite Falls No. 109
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