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カットスロートパスーパシフィック・クレスト・トレイル Cutthroat Pass and beyond – the PCT

Tower-Golden Horn pointing パシフィック・クレスト・トレイル(通称PCT)はメキシコ国境からシエラネバダ山脈、カスケード山脈を縦断しカナダ国境に至る全長2,663マイルのハイキングトレイルです。毎年約300人のハイカーが4月にメキシコを出発し、4カ月から8カ月かけて約半数がカナダまで到達するという究極のハイク。ハイキングというよりアウトドアリビングといった方がいいかもしれません。

ワシントン州北部のノースカスケード山脈はPCTのハイライトが集中しており、今回紹介するカットスロートパスはそのシーニックルートの一部です。レイニーパス(Rainy Pass)から始まる最初の2マイルは森林ウォーク。ところどころに景観が開け、そびえ立つ山々がハイカーを歓迎してくれます。1.5マイルでポーキュパインクリーク(Porcupine Creek)に到着。ここからトレイルは勾配を増し始め、森林限界に近づくと一気に谷間が開け、堂々たる山々とヘザーに覆われた花崗岩の巨岩が点在する峠が目の前に姿を現します。

トレイルヘッドから5マイルの、長いジグザグ坂を登りつめた所にカットスロートパス(峠)があります。空気がより乾燥していて気候帯の変わり目が体感できます。はるか彼方まで折り重なって続く山々と、眼下に広がるエメラルド色のカットスロート湖は圧巻。峠の右側の稜線に沿ってもう少し登ると、眺めはますます良くなります。

PCTはこの峠からさらに北上を続け、白い瓦礫の崖をトラバースするトレイルが延々と伸びています。余力のある人はぜひもう1~2マイル歩いてみてください。ここからのトレイルはフラットなので、思う存分景色を楽しみながら大きなコーナーを2つ回り込むと、いよいよ本格的なノースカスケードに出会えます。黒々とした岩が突出した山頂を持つ、タワー、ゴールデンホーン、ハーディング。この相似形の3山の真下を、カナダに向かって伸びるPCT。この景色を見てノースカスケードにハマったという人も多いほどです。

行き方:ハイウェイ20でマーブルマウント(Marblemount)を通過しノースカスケード国立公園に入る。マイルポスト158(マーブルマウントより51マイル)Rainy Pass THは道路左側。要パス

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