わがシニア・ライフの年中行事となった初夏のドライブ旅行。今年は友人2人とカナダBC州の観光地、トフィノを目指すバンクーバー島めぐりの旅となった。
ホースシュー・ベイからフェリーに乗ること1時間40分で、島の表玄関かつ第2の都市、ナナイモに到着する。運賃は自動車込みで100ドル近くかかった。悔しいが、遠いし高いしで、この美しい島に気軽に行くのは難しい。ナナイモで1泊後、北に州道19号線を1時間ほどドライブして、コートニーに寄り道。韓国系移民の友人、ジェームズの旧友が日本食レストランを経営しているのだ。実に10年ぶりの再会だというふたりは、「うわー、久しぶり!」とハグ。われわれは売り上げに協力をと、昼食を多めに注文。さらに店からは豪華サラダをサービスされ、超満腹となった。
そして、次は南西へ。トフィノに向かう中間地点に位置するも、太平洋とは長い入り江でつながる小さな町、ポート・アルバーニで1泊する。翌日、ドライブの途中で、大きな針葉樹がそびえる自然公園、カテドラル・グローブが目に留まり、遊歩道に入ってみる。おいしい空気を胸いっぱい吸って進むと、あまりの大木群にわが身の小ささを感じる。
4号線に出てT字交差点突き当たりで、左に曲がればすぐユクルーレット、右に行けばトフィノとなる。まずは左に行って町中を通り抜けると、灯台の向こうに海が広がる。ユクルーレットはエコに敏感な町。たまたま見つけた有機栽培の材料を使うベーカリーでのランチは、いずれもおいしくて満足できた。日に焼けた若い男性スタッフは、サーフィンをするためここに住むのだという。
腹ごしらえを終え、北のトフィノへ。観光案内所で教えてもらったロング・ビーチ・ロッジで荒波打つ豪快な景色を堪能。この近くのウイカニニッシュ・インは、贅沢な景色と客室が自慢で、ピーク時の料金が1泊500~1,000ドルするだけの価値はある。私のシアトルの友人は、このホテルに泊まりにわざわざここまで出かけて来る。人気の観光地の宿は値が張るのが困りものだ。
遠路はるばるやって来たトフィノはあいにく雨続き。運良く屋内ピックルボール・プログラムが見つかり、ハイキング代わりのアクティビティーを確保できた。帰路は屋外ピックルボールが盛んなパークスビルで1泊するも、翌朝は雨。急きょネットで探して、ナナイモからすぐ南のレディースミスのコミュニティー・センターに行ってプレイする。たまたま訪ねたこの町はとてもチャーミング。古い町並みを残したダウンタウンは散策にも心地よい。ビクトリアからバンクーバーを回る旅行を考えているなら、ぜひ立ち寄って欲しい。さて、来年はどこに行こうかな?
[カナダで再出発]