今回はインドネシア旅行記です。シアトルで知り合ったインドネシア人の親友と一緒に、彼女の実家を訪ねてジャカルタとバリ島に行ってきました。
Jakarta
ジャカルタ
最初に訪れたのはインドネシアの首都、ジャカルタ。人口密度が世界で9番目に高い都市です。小さな島というイメージしかなかったのですが、行ってみたら大都会でびっくりしました。
インドネシアは世界一のイスラム教徒人口を抱える国で、人口の75%がイスラム教徒です。
ナシゴレン
NASI GORENG
インドネシアの食べ物といえばナシゴレン(NASI GORENG)が有名ですが、豆腐とテンペ(大豆を発酵させた食品)を甘辛く煮たジャワ中部の郷土料理「バチャン」もオススメ。日本の煮物のような懐かしい味で、とっても食べやすいんですよ。
ボロブドゥール寺院遺跡群
BOROBUDUR TEMPLE COMPOUNDS
ジャカルタにある世界有数の仏教遺跡、ボロブドゥール寺院遺跡群(BOROBUDUR TEMPLE COMPOUNDS)です。全長5㎞に及ぶレリーフで、世界遺産に登録されています。現在はイスラム教がメインのジャワ島ですが、かつては仏教文化が栄えていたのが伝わってきますね。
Pulau Bali
バリ島
続いて訪れたのはバリ島(PULAU BALI)です。バリ島は神々の住む島と言われ、インドネシアのほとんどはイスラム教が多いのに対して、バリ島はヒンズー教の島。豊かな自然にも恵まれ、ヒンズー教に基づいた舞踊や絵画、音楽、そして色とりどりの供えもので飾られた宗教儀式など、ジャカルタから来た親友も珍しがっていました。
ジャティルウィ
JATILUWIH GREEN LAND
バリ島で初めて世界遺産に登録された、ジャティルウィ(JATILUWIH GREEN LAND)の棚田です。ライス・フィールドが美しい曲線を描いて広がっています。
タナ・ロット寺院
PURA LUHUR TANAH
LOT夕日の名所であるタナ・ロット寺院(PURA LUHUR TANAH LOT)。海の神がまつられていて、今でも神の化身である白ヘビが棲みついているのだとか。
ウブド UBUD
ウブド(UBUD)に来たら試したいのが、世界一高価なコーヒー「コピ・ルアク(KOPI LUWAK)」。ジャコウネコ(ルアク)がコーヒーの豆を食べると、豆は消化されずにフンに混じって出てきます。この豆を洗浄して使用したのがコピ・ルアクです。その希少性と独特の風味で高値がついています。以前ベルビューのレストランで一杯45ドルで提供されているのを見てビックリしました。バリ島はコピ・ルアクの名産地で、ウブドの北にはたくさんのコーヒー農園があります。
ティルタ・ウンプル寺院
TIRTA EMPUL
ティルタ・ウンプル寺院(TIRTA EMPUL)は、聖水が湧きでると言われる神秘的な場所です。この泉には不思議な力が宿っていると考えられていて、泉の水は万病に効くのだそうです。満月と新月の日にはたくさんの人が訪れて体を清め、聖水を持ち帰ります。
バリ島は精霊の住む不思議な島。たくさんのバリアン(呪医師、呪術師)に会えます。ミーハーな私が今回行ったのは、ジュリア・ロバーツ主演の映画『食べて、祈って、恋をして』の中でロバーツ演じる主人公を鑑定していたバリアンのモデルになったクトゥさん。占いや透視、神との交信によって問題解決をしてくれて、訪れる人に心の平安を与えてくれます。
13,466個の大小さまざまな島によって構成されているインドネシアには、オランウータンの自然保護地区であるスマトラ島や、動物園でしか見たことがない野生のコモドドラゴンに会えるコモド島など、まだまだ魅力的な場所がたくさんあります。ぜひ行ってみてください!
筆者プロフィール:川合由佳子(かわいゆかこ)
■世界遺産の旅をライフワークにするアウトドア系World Traveler。ブログプロジェクト・シアトルReason to Go Outsideに旅行記を掲載。
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