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パセリは食べなきゃ損!

添え物のイメージが強いパセリ。日本で外食すると自動的に出てくることの多い、数少ないハーブです。洋食などの脇に添えられ、あくまでも飾り扱いで食べ残されることの多いハーブ。恥ずかしながら私も、ハーブの勉強を始めるまでは気にも止めませんでした。効能を知った今では、なぜこれまで食べなかったのかと、もったいなく思っています。
日本でよく見かける縮れた葉は「モスカールドパセリ」、欧米でよくみるフラットな葉は「イタリアンパセリ」で、セリ科の植物です。風味は多少違いますが、どちらも同じように使えます。
パセリの栄養成分としては、ビタミン、カルシウム、鉄、フラボノイドなどがよく知られ、β – カロテンは特に豊富に含まれています。疲労回復、肝臓や胆嚢の浄化作用のほか、β – カロテンの効能として、抗酸化作用、抗がん作用、動脈硬化予防、シミ予防、口臭予防などがあります。
付け合わせのパセリには、食後の口臭などお口の中をスッキリさせる効果も期待できるのですね。シェフがそれを知っていたかどうかは別として、すごいと思いませんか。先人の知恵ですね。
パセリには抗ヒスタミン作用がありますので、花粉症、喘息などのアレルギー症状の緩和を期待できます。

刻んだパセリと他の野菜を合わせて野菜炒めにして食べると、ビタミン K とカルシウムの体内への吸収率が高まるのでおすすめです。お茶としてはマイルドな上に感染症を予防する成分がありますので、病中病後に飲 んでもいいのは嬉しい限り。ただし、腎臓に炎症がある人は多量のパセリ茶を飲むのは避けましょう。
食前酒としてパセリ酒を作ることができます。これは貧血予防や疲労回復によく効き、食欲増進にも役立ちます。甘味を加えるとグッと飲みやすくなります。

<パセリ酒>
ウォッカ 1000ml、パセリ 100 ~ 150g、ハチミツ 100ml
(氷砂糖でも可)
全部を一緒にして 6 ~ 8 週間漬け込みます。パセリはその後取り出してください。パセリは生を洗って、よく水分を切ってから漬けましょう。

[フィトアロマ]