生まれ故郷から離れて住んでいると、定期的に家族や知人に会うために飛行機や列車に乗る機会が多くなりがちです。特に外国にいる場合は長時間のフライトを余儀なくされてしまいます。私も家族に会うためと仕事との両方で、年に3回は10時間前後の旅をすることになります。飛行機であれ車や電車であれ、狭い場所でずっと座り続けることになるため、エコノミー症候群に代表されるように血行不良によって血栓ができないよう、時々座席から立ち上がって適度な運動をすることが必要です。ただ、場合によっては頻繁に席を立つこともままならない場合があるでしょう。そんな時には、座ったままでふくらはぎや腕のマッサージをすると、むくみや血栓の予防に役立ちます。特に血糖値やコレステロール値が高い人や多血症の人は同じ姿勢をとり続けるのは要注意です。液体は100ml以内でしたら機内持ち込み可なので、自前のマッサージオイルを持参して旅行を快適にしましょう。
<旅行用マッサージオイル>
抗凝血作用や鬱滞除去作用のある柑橘系精油を使用します。
オレンジスイート、レモン、グレープフルーツなどから1〜2種を選ぶ。
ホホバなどの植物油10mlに対し上記の精油を合計して4滴入れ、よく混ぜ、容器に入れます。足先から膝に向かって(下から上へ)ブレンドオイルでマッサージしましょう。香りは合成香料と違ってほのかなので狭い場所でも周囲の人に迷惑になることはないと思います。
また、飛行機内は乾燥しがちです。空気が乾燥していると感染症などにかかりやすくなるうえ、顔や鼻などが乾燥して不快ですね。そんな時にはアロマスプレーが便利。トイレ内で、精油のスプレーをシュッと顔に一吹き。香りの成分で気分も癒され、また精油の抗菌作用で感染も予防できます。
<アロマスプレー>
スプレーボトルに無水アルコール5ccと精油(ラベンダー4滴、ティーツリー2滴)を混ぜ合わせてから水50ccを加え、よく混ぜます。使用時はよく振ってから使用します。もし入手可能なら水の代わりにローズのハーブウォーターで作ると最高のスプレーに。
[フィトアロマ]