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カイロプラクティックの意外な効果

カイロプラクティックというと、「首や腰が痛いときに行くところ」というイメージが強いのではないでしょうか。実際、患者さんたちの大半が主に首や腰、または背中に関する症状で通院されます。ですが、脊椎(Spine)以外にも四肢(Extremities)の治療も行っています。例を挙げますと、四十肩、ゴルフ肘、手首の痛み、股関節痛、膝の痛み、足首の捻挫などがあります。

腰と首の矯正で、私のクリニックに定期的に通う患者さんがいらっしゃるのですが、ある日、治療に来られた時に足を引きずっていました。聞いてみると、数週間前から徐々に膝が痛くなってきて、最近は歩行に支障があるとのこと。なぜ、以前の来院時に教えてくれなかったのか聞いたところ、「膝の治療もするの?」と、逆に返されました。結果的に、その日から膝の治療がメインになりました。このように、知らなくてカイロプラクティックに行かないということが多々あります。

よく受ける質問の中には、「子どもでも矯正していいのか?」「妊娠中でも治療を受けられるか?」というものもあります。答えは両方とも「Yes」。前者は、基本的には成長過程にある子どもたちの脊椎の発達に大きく役立ちます。後者は、妊娠中の腰や肩、背中などの痛み、プレッシャーを減らすのに役立ちます。ちなみに写真は、テーピング療法を利用して妊婦さんのお腹をサポートするやり方を説明したポスターです。

また、春になると花粉症など季節特有のアレルギー症状が出ることがありますが、カイロプラクティックの治療で症状が改善されるケースもあります。「全く関係ないんじゃない?」と、思われるかも知れませんが、アレルギーは免疫力と大きな関係があります。脊椎の矯正が免疫力の向上につながって、花粉症が治ったケーススタディが存在します。

もちろん、これは原因が脊椎のゆがみだった患者さんの場合で、全てのケースに当てはまるものではありません。ほかにも、以前コラムで紹介したように頭痛、集中力の低下なども姿勢と大きな関係性があり、改善が見込まれる代表的な症状と言えます。

結論として、痛みや症状がなくても、定期的に矯正を受けることは健康体を維持する上で大切だと言えます。特にフィジカル面で活躍する方たちは、矯正の前後でパフォーマンスの違いを実感できます。アスリートたちがカイロプラクティックを定期的に利用する理由のひとつでしょう。

朴俊秀 (パク・ジュンス)
韓国(ソウル)生まれ。5才から中学卒業まで日本で育ち、高校からはアメリカで過ごす。 Southern California University of Health SciencesでDoctor of Chiropracticを専攻、VA Greater Los Angeles Health-care Center、VA Sepulveda Ambulatory Hospital 等の総合病院で、Professional Health Trainingを取得。 アクアセラピー(水中リハビリエキササイズ)のインストラクター等、リハビリの経験も多数。 Best Care Chiropractic 32020 1st Ave. S., Suite 114 Federal Way, WA 98003 ☎ 253-838-2744