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脂肪燃焼を最大限に活かす〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

🏋️脂肪燃焼を最大限に活かす🏃

夏に向けて、脂肪燃焼のためにダイエットやエクササイズを頑張っている方は多いのではないでしょうか。しかし、頑張っているのに結果につながらないという方も少なくないかもしれません。今回はその主な理由と対処法をお伝えします。

エクササイズで陥りがちなのが筋トレ慣れ。常に同じエクササイズを同じ重量と回数で行っている方をジムでよく見かけます。最初のうちは結果が出ていても、2、3週間続けると体が慣れてしまい、筋肉に十分な刺激が与えられず効果が得にくくなります。同じエクササイズでも、重量や回数を変えるだけで変化が期待できます。また、別のエクササイズに挑戦するというのも大事。今までスクワットをやっていたのならランジに、5パウンドのダンベルでエクササイズをしていたのなら8パウンドに、10回やっていたのなら15回に挑戦するなど、変化をつけることで、新たな刺激を与えられた筋肉が成長します。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼が促進されます。

食事においては、食べる頻度が多いとインスリンを分泌する頻度も増えます。インスリンが分泌されている間は、体脂肪が燃えにくくなります。インスリンの分泌の頻度を抑えるため、間食はせず、1日3食の習慣を身につけましょう。また、胃腸の問題があると消化不良で体重自体が落ちにくくなります。食事と食事の間隔が6時間空くことにより、インスリンが分泌されない時間ができ、胃腸を落ち着かせる時間にもなります。ファスティングなど食事の回数を制限する方法はあるのですが、まずは間食抜きの3食から始めてみましょう。

最後に睡眠です。睡眠不足は世界で問題になっています。7時間以下の睡眠は脂肪燃焼を妨げるのみならず、認知症、免疫力低下、心肺機能の低下、ホルモンバランスの乱れなどにもつながります。部屋を暗くする、室温を摂氏18°C(華氏65°F)に下げる、アルコールやカフェインの摂取を控えるなどは、睡眠の質を高めるので試してみてください。

今回も前回と同様にサーキット形式で、できるだけ脂肪を燃焼するエクササイズを用意しました。前回とは内容が違うので、週の中で交互に行うことをおすすめします。目的は脂肪燃焼です。追い込むよりもある程度余裕をもって取り組みましょう。3つのエクササイズ間に30秒間、セット間に3分の休憩を入れて、呼吸の回復も意識しながら行ってください。

今月のトレーニング

STEP 1 プッシュプレス
10〜15回

足の力を使うエクササイズです。普通のショルダープレスよりも、カロリー消費が高く、肩の筋肉の疲労を抑えることができます。腰幅に足を開き、ダンベルを持ちます。この姿勢から腰を少し落とし、勢いよく元の姿勢に戻ると同時にダンベルを頭上に持ち上げ、次に持ち上げたダンベルをゆっくりと最初の位置に戻す、この動作を繰り返します。ダンベルはペットボトルなどで代用できます。

STEP 2 リバース・ランジ
10〜15回

直立姿勢から片脚を後方に出します。後方に出すと同時に後ろ足の膝を床に付けます。膝が床に着いたら、足を元の位置に戻し直立姿勢に戻ります。10〜15回行ったら30秒ごとに休憩を挟み、足を入れ替えます。足の力やバランスに自信がない方はテーブルなどを使ってサポートしてください。

STEP 3 プランク・ショルダータップ
15回

腕立て伏せの状態から交互に肩をタップします。足は若干広げ体がぶれないようにサポートしましょう。この姿勢から右手で左肩、左手で右肩を交互にタップしていきます。腕立て伏せの姿勢が厳しい方はテーブルや壁などに手をついて負荷を軽減してください。回数が多いので、しっかり呼吸をしながら行いましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute

9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052
☎571-235-8580、 lifecultivation@gmail.com
www.masteringbodyinstitute.com

島田耕太
シアトル地域レドモンドを拠点とするプライベート・トレーナー。インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、1998年より個人、グループ、企業に向けてフィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う。