健康な歯でスマイルライフ
日本では北海道医療大学歯学部で博士号を取得。米国でもロマリンダ大学歯学部を卒業し、2005年にPAN-PACIFIC DENTISTRY(パンパシフィック歯科医院)を開業した中出修先生に、アメリカで生活する日本人へ向けて歯や口腔について、説明していただきます。
新型コロナワクチンを接種して
アメリカでは、着実に新型コロナワクチン接種が進んでいます。筆者は医療従事者として比較的早く新型コロナワクチン(モデルナ社)を打つことができました。今回はその体験を主に書いていきたいと思います。
ワクチン接種の予約はどうしたか?
接種会場はワシントン州保健局のサイトで検索するとスムーズです(www.doh.wa.gov/Emergencies/COVID19/vaccine)。あるいは「Covid 19 vaccine near me」でGoogle 検索するのもいいでしょう。小生の場合は電話で予約を取りましたが、現在ではオンライン予約が多くなってきているようです。
モデルナ社ワクチン接種体験記
●1回目
歯科医院の全スタッフの予約が取れ、1月21日に1回目のワクチン接種を受けることができました。電話で質問した際、モデルナ社のものであることがわかっており、事前に病院のどこに行けばいいかという案内と共にモデルナ社のワクチン情報がメールで送られて来ました。当日は、医療関係者であることを示す身分証として、運転免許証を用意するように指示されました。
接種会場に通された後、ワクチンを投与する方(小生の場合、薬剤師でした)から、ワクチンに関するもろもろの説明と、過去にひどいアレルギー反応があったか否かの質問を受けました。そして、ワクチンを左肩に筋肉注射されましたが、それほど痛みは感じませんでした。その場で、ワクチンを1回打った証明となるワクチンカードを渡されました。カードには、打った日時とワクチン会社名が記載されています。
その後、会場内で15分間、待機するように言われました。ワクチンによるアナフィラキシー反応(即時型アレルギー)が出ないかどうかを確認するためです。正午くらいにワクチンを接種し、自宅に戻りましたが、特に問題は出ませんでした。しかし、夕方になり、注射部位辺りが少し痛くなり、腕が上がりづらい状態でした。翌日と翌々日は、腕が痛いのと少し身体がだるいかなという程度で、日常生活に支障を来すレベルではありません。以降はうそのように腕の痛みもだるさもなくなり、元の状態に戻りました。
●2回目
2月27日の大雪の影響で1週間ほど予定が遅くなりました。注射は1回目よりも痛く、注射部位の痛みもすぐに起こりました。2回目接種の記録を記載してもらったワクチンカードを返却されると、1回目と同様にその場で15分待機して、アナフィラキシー反応が出ないことを確認した後、会場を出ました。
その日は思ったほど副反応がなかったものの、翌日は多少の悪寒がして、身体がだるく、疲労感を感じました。発熱はありません。翌々日は午前中に倦怠感を覚えていましたが、午後には快調になり、注射部位の痛みもほとんど感じられませんでした。
まとめ
自分の副反応は比較的軽いもので終わったように思います。しかし、他のスタッフや友人の話を聞くと、2回目のほうが、発熱、関節痛、頭痛等の副反応が強く出る傾向があるようです。
2回目のワクチン接種を終えても、以前と変わらぬ感染防御を心がけていますが、守られているという安心感があります。ご参考までに。