今までコラムで脊椎の矯正とメンテナンスの大切さをたくさんお話ししてきましたが、脊椎があるのは人間だけではありません。たくさんの動物たちが脊椎動物にあてはまります。
「え、動物も矯正を受けるの?」「受けられるの?」と思った方も多いでしょう。私も最初はびっくりしたのを覚えています。
カイロプラクティックの世界にも、獣医学や動物の治療を専門に活動している方たちがいます(Chiropractic Veterinarianまたは Animal Chiropractorと呼びます)。ちなみに、残念ながら私はアニマルカイロプラクターではありません。彼らの存在を知るきっかけとなったとあるセミナーで、動画で色んな動物たちが様々な矯正を受けているのを見た時は、とても新鮮な驚きがありました。また数年前には、実際に他の先生が患者さんとそのペットの犬を一緒に治療しているのを見学した事がありました。その患者さんいわく、「犬の調子が矯正の前後で変化があり、治療が歩き方や健康にたくさんの影響を与えている」とのことでした。
彼らアニマルカイロプラクターのほとんどは、カイロプラクターの資格を取った後に、数年ほど獣医学や動物の解剖学などを学んだ専門家です。または一般の獣医さんがカイロプラクターの矯正学を学んで活躍したりもしているそうです。本当に動物愛がなければできない、素晴らしい方たちだと思います。
よく「人間の脊椎が悪いのは直立歩行しているからで、動物は関節痛にならない」といった俗説を耳にしますが、関節の歪みは筋肉のコリや日頃の習慣、またはケガの後遺症などからも起こり得るので、人間以外の脊椎動物も管理を受けるべきというのは当然のことかもしれないですね。
[パク先生カイロプラクティック]