栄養学で若返り!スローエイジング
ゆっくりときれいに年を重ねることを目指す「スローエイジング」という考え方。更年期が気になる大人の女性に向けて栄養学の発展したアメリカ在住だからこそ実践したい、元気で若い体づくりを提案します。
「肉体改造」を行う効果的な方法
ジムへ通い、筋トレをする人が年齢や性別にかかわらず増えてきています。最近は、筋肉を付けて体を引き締め、食べても太りにくい体質に改善することを目指すのがトレンド。今回は、そんな「肉体改造(Body Recomposition)」の基本について紹介します。
体重計の数字の変化で落ち込まない!
体重計の数字とにらめっこをして、カロリー制限などのつらいダイエットを行うのは昔の話。テイーンや女性に多い摂食障害などが問題となっている現在は、体重を減らすことだけを目的とせず、健康な体作りにフォーカスする傾向にあります。
体重の数字にしか意識が向かないと、短期間で痩せようとして、どうしても無理なダイエットをしがち。栄養失調になりかねず、その結果、基礎代謝や筋肉も落ちてしまい、さらに痩せない体になっていきます。
体重には、水分や筋肉などが含まれます。筋肉の密度は体脂肪よりも高いので、体重が少し増えても引き締まって見え、何より健康的。数字にとらわれることなく、どういった食事で筋肉や骨を維持できるかを考えれば、ダイエットを長期的に続けられるはずです。
体重は日々変わるもの。その日の代謝や食事内容、水分、ストレス、睡眠など、さまざまな要因から変化する体重に、いちいち恐怖やいら立ちを感じていたらキリがありません。では、どうしたら体重を気にせず、楽しくダイエットができるのでしょうか? ポイントは、自分の体重は何から成り立っているのかを知ること。そして、ダイエットを目標ではなくライフスタイルの一部として取り入れていくことです。
自分の体重は何からできている?
体重というのは主に以下の要素で成り立っています。
⃝ 臓器や細胞
⃝ 体脂肪(皮下脂肪と臓器細胞)
⃝ 筋肉
⃝ 骨
巻き尺:首周りや腹囲のサイズを巻き尺で測り、体脂肪率を割り出すことが可能。測る部分によって誤差が生じるため、正確な手段ではないものの、ある程度の目安になります。腹囲が男性で40インチ以上、女性で35インチ以上だと、肥満やメタボのリスクが高まります。
1. DEXA Scan: The Gold Standard of Body Composition Analysis
https://dexascan.com/gold-standard-of-body-composition/
https://www.healthline.com/health/how-to-measure-body-fat