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デルタ航空のシアトルー成田線 最新鋭旅客機が今アツい!

デルタ航空のシアトルー成田線 最新鋭旅客機が今アツい!

デルタ航空は成田線に新型旅客機を導入し、ますます快適な空の旅を提供。その気になる内部とは? ソイソース記者が詳細をレポートします。

取材・文:加藤 瞳

airbusA350

デルタ航空(以下デルタ)のシアトル-関空線が4月1日に就航し、話題となったばかりだが、関西に行く予定のない方にも朗報!実は、デルタの成田線においても3月1日より最新鋭の「エアバスA350-900」機を導入し、新しいビジネスクラス「デルタ・ワンスイート」や、プレミアム・エコノミーの「デルタ・プレミアムセレクト」も採用している。一体、これまでとどこが違うのだろうか。

デルタ・ワンスイートはなんと言っても、まるで秘密基地のようなプライベート空間に驚かされる。スライド式ドアで仕切られた座席は1列に4席のみ。全座席が通路に面している。中央の2 席仕切りにスライド式の窓がついていて、カップルや家族連れにもうれしい配慮。完全に水平になるフルフラット・ベッドシートは身長210センチまで対応する広々とした設計で、寝そべってみると形状記憶クッションが心地良く、すぐにでも眠りに就いてしまいそう。しかも、各席にある18インチの高解像度テレビでは日本語対応の映画も100本以上あり、睡眠か映画か、苦渋(?)の決断を迫られることになりそうだ。

完全個室を実現したデルタワンスイート

新たにビジネスとエコノミーの間の位置付けとして登場したデルタ・プレミアムセレクトも、座席間隔が最大96.5センチ、シート幅最大48.3センチ、リクライニング最大17.8センチと、かなりのゆったりサイズ。可動式ヘッドレストは高さが調節でき、背の高い乗客でもリラックスして座れる。折り畳み式のフットレスト、レッグレストが足全体をサポートし、長時間のフライトの疲れを和らげてくれる。特筆すべきは通路側のひじかけ。座席内に収納可能で、隣の乗客が通路に出る際も席を立つことなく、スッと足をよけるだけで済む。

まさにプレミアムな仕様のデルタプレミアムセレクト

そのほか、ビジネスクラスではトゥミのケース入りでキールズのスキンケア・キットが付くなどアメニティ各種も充実。エコノミー・クラスでもスリッパが付くのは珍しい。世界に30人弱しかいない女性マスター・ソムリエの1人、アンドレア・ロビンソン氏が選定したワインも楽しめる。次回の帰国の際には、ぜひ体験してみたい。

最新鋭機器を搭載したコックピットは安全性も折り紙つき
加藤 瞳
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨーク市立大学シネマ&メディア・スタディーズ修士。2011年、元バリスタの経歴が縁でシアトルへ。北米報知社編集部員を経て、現在はフリーランスライターとして活動中。シアトルからフェリー圏内に在住。特技は編み物と社交ダンス。服と写真、コーヒー、本が好き。