シアトルの知恵ノート
知っておくと暮らしが豊かになるヒントを、シアトルで活躍するさまざまな専門家の方に聞きます。
米国初、日本水の挑戦
創業250年の米農家の家系に生まれた日本人起業家が、最高品質の富士山の天然水に吹き込んだ新たな命。日本の品質と革新を融合させた「MTN WTR(マウンテンウォーター)」は、アメリカ市場で静かな革命を起こしています。
マウンテンウォーター
「Good Water for Everyone(すべての人に良質な水を)」をミッションに掲げ、富士山の天然アルカリ水を世界に届けるブランド。2017年にアメリカで創業され、山梨県の富士山の地下水脈から汲み上げた水をもとに、スティルと2種類のスパークリングウォーターを展開している。50年の歳月をかけて火山岩層でろ過された富士山の水は、驚くほどクリーンで爽やかな味わいを生み出す。現在、アマゾン、エラワン・マーケット、ダイソーをはじめ、全米850以上の店舗やレストランで販売中。
MTN WTR Co.
4223 Glencoe Ave., Marina Del Rey, CA 90292
☎️310-905-7042、hello@mtnwtr.com
www.mtnwtr.com
instagram: @drinkmtnwt
富士山の水、アメリカへ
富士山の地下水脈から湧き出る天然アルカリ水は、降り積もった雪や雨が約50年もの歳月をかけて火山岩層を通り抜け、自然にろ過された恵みの水です。ミネラルをほどよく含みつつもTDS(溶解固形物)は低めで、口当たりは驚くほどやわらかい。pH 8.6のナチュラルアルカリ水として知られ、飲んだ瞬間にすっと体になじむような感覚があります。
創業者杵鞭正和氏が育ったのは、250年続く米農家。幼い頃から清らかな水で育つ米の味を知り、水に宿る力を肌で感じてきたといいます。「水は全ての源。水が良ければ、米も、土地も、ヒトの健康も、すべてが良くなる。豊かになる。本当の水には生活を変える力がある」——この信念が、MTN WTR創業の原点となっています。水に魅せられた杵鞭氏は、日本の誇りを胸に、2017年MTN WTRを創業しました。日本国内の流通に精通する中村崇氏とタッグを組み、富士山の水を世界へ向けて送り出すという挑戦が始まったのです。
「強炭酸」という文化を手に
アメリカの飲料市場は欧米ブランドが圧倒的なシェアを占め、アジア発のブランドが参入するのは容易ではありませんでした。しかし彼らはその壁を恐れず、あえて挑戦の道を選びます。「難しいからこそワクワクする」。その姿勢が新しい価値をもつ製品を生み出したのです。
MTN WTRの特徴は、富士山の天然アルカリ性の水と日本に根付く強炭酸文化をアメリカへ持ち込んだ革新性にあります。富士山の地下水脈からくみ上げた水は、もともとpH 8.6の天然アルカリ性。健康志向の若い世代やウェルネス層にとって、体のバランスを整える理想的な選択肢なのです。
また、MTN WTRはアメリカで初めて2種類の炭酸レベルを展開したブランドとして知られています。通常の炭酸水に加え、業界最高レベルとされる4.0から4.5ボリュームの炭酸を注入した「EXTRA STRONG Sparkling Water」もラインナップ。日本で親しまれてきた強炭酸文化をアメリカ市場に持ち込んだ1本といえます。
特にEXTRA STRONGは、ウイスキーのハイボールやカクテルのミキサーとしても人気を博しています。絶妙に整ったミネラルバランスは上質なウイスキーの風味を邪魔することなく、むしろ引き立てます。「水でウイスキーの香りを台無しにしてほしくない」その思いは愛好家にも共鳴し、支持が広がっています。
日常に届く水へ
健康志向の高まりとアジア系消費財の人気上昇に伴い、アジア発の健康的なライフスタイルを支えるMTN WTRのような商品を選ぶ人が増えています。MTN WTRはこうした流れを追い風に、創業から数年で急成長を遂げ、オンラインと小売の両チャネルで市場での存在感を強めています。2025年にはダイソー全米214店舗での新規展開が決定。現在、850以上の店舗やレストランで販売されており、富士山の水はアメリカの日常に確かに根付き始めています。
良い水は、暮らしを変えます
水はいつも身近にあるため、価値を意識する機会は多くありません。しかし、舌に触れたときのやわらかさ、喉を通る軽さ、飲み続けて感じる体の調子……その小さな違いが、日々の質をそっと変えていきます。
「Good Water for Everyone」
すべての人が最高品質の水を気軽に楽しめる未来を実現したい。そのミッションのもと、MTN WTRは日本の伝統と品質へのこだわりを世界に発信し続けています。















