機械翻訳の精度は飛躍的に向上。でも、よく読むと「あれれ?」な部分も。ちょっとしたコツで見違えるほど自然な日本語に直せる技を紹介します。
第33回 映画賞シーズン!
【今回の例文】
Time to catch up
A great year for movies, as 2023 was, means a lot to look forward to as awards season begins. Things get started tonight with the Golden Globes ceremony, and later this week it’ s on to nominations for the Screen Actors Guild and Producers Guild of America Awards. The big one — the Academy of Motion Picture Arts and Sciences — will announce its nominations for the 96th Oscars on Jan. 23.
(出典:1月7日付 The New York Times)
【機械翻訳】
追い付く時間
2023年がそうであったように、映画にとって素晴らしい年であったということは、賞のシーズンが始まるのを楽しみにすることがたくさんあるということだ。今夜のゴールデングローブ賞授賞式で幕を開け、今週末には全米映画俳優組合賞と全米映画製作者組合賞のノミネーションが始まる。大本命の映画芸術科学アカデミーは、1月23日に第96回アカデミー賞のノミネートを発表する。
(DeepL 翻訳)
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【修正後】
賞レースの行方は?
2023年は映画の当たり年でした。それだけに、映画賞シーズンの幕開けに期待が高まります。今夜のゴールデングローブ賞授賞式を皮切りに、今週末には全米映画俳優組合賞と全米映画製作者組合賞のノミネート発表があります。大本命の第96回アカデミー賞は、映画芸術科学アカデミーが1月23日に各部門の候補を発表する予定です。
アカデミー賞を始めとするアメリカの映画賞が続々と発表される季節になりました。新聞記事ですので事実を伝えつつ、読者に期待感を抱かせる工夫をしましょう。
1.Catch upをキャッチーに表現
確かに「追い付く」という意味ですが、そのままでは日本語訳として通用しません。ましてや見出しですから、記事内容を表す簡潔なフレーズを心がけたいところ。修正訳では、「最新情報を知る」という意味合いを一歩深めてアレンジしました。
2. 書き出しのつかみが大事
冒頭の一文は、なかなかキレがありますね。日本語訳もそのトーンを失わないようにしましょう。修正訳では、かなり意訳ですが、全体的にスッキリさせました。
3. アカデミー賞はひとつ?
アカデミー賞には計23部門があり、原文もOscars(受賞者に授与されるオスカー像。また、アカデミー賞の別名)と複数形になっています。それが明確にわかるように、修正訳では「各部門」と追加しました。
まとめ
昨今のアメリカの映画界では多様性が重視されるようです。日本作品も注目を浴びていますね。皆さんのお気に入りはありますか?